大学サッカー夏の風物詩 早慶定期戦に行ってきて感じたこと(青木ひかる)


本記事は無料公開になります。月刊マガジン「国内サッカーの現場より 竹中玲央奈のここだけの話」では定額制ですが、Jリーグ、大学、高校など幅広い現場を取材して得た裏話を中心に情報を発信しております。ご興味あるかあは、ぜひ一度覗いてみてください。

はじめまして。レオナさんのアシスタント業務をさせていただいております、青木ひかる(@fff_1728)です。高校卒業後の春休みから、川崎フロンターレを応援し始めるようになり、Jリーグやサッカーの魅力の虜に。そこから「もっと、日本のサッカーやスポーツ文化について深くしりたい!」「スポーツ振興に携わるお仕事をやってみたい!」という思いが強くなりました。

ただ、自分自身競技経験も無く、スポーツビジネスを学んでいるわけでも無かったために途方にくれていたところ、数年前までエルゴラッソの記者を務めていたレオナさんのアシスタント募集のツイートを偶然発見し、即連絡。

昨年の春から業界の仕組みや、携わる人について知る機会を貰いながら、取材同行や記事のチェックなどのアシスタント業務をしています。

その一環として、7月7日に行われた、第69回早慶サッカー定期戦に行ってきました。早慶戦に足を運ぶのは昨年に引き続き、2回目です。もともとスタンドで観戦はしようと思っていたのですが、今年はライターアシスタントという、かっちょいい肩書きを酷使して(笑)記者席で観戦をさせていただきました。

記者席はメインスタンド側にあるので、応援の中心であるバックスタンドを見渡すことができました。レオナさんにせっかくここで見るなら、早慶戦の雰囲気とか思ったこと、感じたことをまとめてみて!と言われたので、感想を書いていこうと思います。


早慶クラシコの楽しみ方。みんな違って、みんないい。

去年の試合内容については、自分は早稲田生でも、慶應生でもなく、大学サッカーについての知識が皆無だったので正直あんまり記憶がありません。選手の名前もわかんないし、早稲田が無双して、気づいたらいつのまにか5点も入ってました。

今年についてはレオナさんのイチオシ選手の名前を覚えていたり、自分でも関東大学サッカーの情報を追っているので、慶應の選手も名前がわかる人がいて、早稲田についてはリーグ戦の試合も一度見ていたので、「あ!あの人、今日もスタメンだ!」「今日はどんなプレーするかな」と始まる前からワクワクしてました。

これはJリーグにも同じことが言えますが、やっぱり全く知らないチームを見に行くよりも、1人でも知ってる選手がいる方が、「試合」自体を楽しむことができるなと。

ただ、早慶戦の楽しみ方ってそれだけじゃなくって、いい意味で、「お祭り騒ぎ」ができる雰囲気。一言でまとめるなら、「文化祭」に近い感じなのかな。

まずスタジアム、というか、フロサポとしていつも等々力に通う身からすると武蔵小杉の改札を出た時から、雰囲気がまるで違います。南改札の出口で待ち合わせしている人の量がまあ違う。Jリーグって、初めてのスタジアム観戦って毎年若干の一定数いるかもしれないけど、早慶定期戦って年に一回だし、「新一年生」が毎年入れ替わりで入ってくることを考えると、それだけ初観戦、初等々力の人も多いから改札出口でみんな待ち合わせするんですよね。


そして、当たり前の話なんですけど若い人ばっかり。本当にこれは、びっくりする。しかも女の子超可愛い。それぞれの大学のイメージカラーのシャツ( 黄色とエンジ )着て、暑かったら腕まくってたり。ノースリーブ着てたり。ほっぺにエンブレムステッカーつけて、赤リップつけて、髪色もちょっと変えてる子とかもいて。ちょっと検索したらこんな論文?データを発見して、

http://www.waseda.jp/sports/supoka/research/sotsuron2012/1K09B090.pdf

Jリーグの観戦平均が 40歳前後で男女比が7:3とか6:4なのに比べて逆の比率で、女性の方が多いということがわかりました。

あと、自分がスタジアムについて目に入ったのが、早稲田の応援席にあった過激な旗。向かい側の席にいたのでよく見えました。たまにツイッターで、相手のモチーフとか(フロンターレならイルカ)エンブレムとかを加工して、相手を挑発するような画像を載せる人がいるけど、実際現物として試合の場所に掲げているのは初めて観たかもしれません。

これはもちろん賛否両論あるし、慶應現役生、選手、OBOGの中にはすっごく悲しかったり嫌な気持ちになったりした人もいるかもしれないけれど、第三者目線から見ると「なんか海外っぽい、すご。」っていうのが率直な感想でした。


たぶん、ああいう物がJリーグの試合で出されたら炎上したりとか、批判されたりするだろうなあ。さっきの女の子の観戦スタイルとかも、海外の女の子とか国際試合じゃなくてもフェイスペイントつけたり、暑くてユニとかの裾をまくってたりする女子サポーターとかよく写真にうつってたりするけど、日本でそれやると「観戦にふさわしくない」とか、「観戦中体に触った、触ってない」「いやそんな格好で観戦してるやつが悪い」「それやりたいだけ」とかそういう議論に発展するんだろうなあっていうところまで想像しました(笑)。

そういった応援スタイルの違いや、「サッカーの試合の楽しみ方」って同じチームやカテゴリーを応援するにしても、もう少し自由でいいと思うし、寛容でもいいと個人的には思います。サッカーが国の歴史や文化としてもともと根付いている国では、“スポーツ観戦”という枠のくくりではなく、日本の昔からの文化であるお神輿担いでワイワイやる“お祭り”の代わりとして、サッカー観戦を楽しんでいるんだろうなと。そして、「お祭り」と同じように伝統やしきたりなんかを感じながら楽しむ人もいれば、ただその場の雰囲気を楽しむといった、「それぞれの楽しみ方」をお互いに認め合う?というか好きにしな!スタンスで各々観戦をしているのではないかなと。

そういった意味で、この早慶戦というイベントは、観戦の目的も動機も楽しみ方もバラバラな人たちが各校をそれぞれの視点で応援できるとても良い試合だと思います。かっこいい男の子目当てで来た女の子もいれば、可愛い女の子目当ての男の子もいて、同窓会感覚で来たOBやOGがいて、Jリーグに内定が決まっている上手な選手を見に来た学生、コアなサポーターやメディア、ライターさんがいて。

毎年この定期戦を開催するにあたって、両チームの広報や企画、運営チームはJリーグの集客術やイベントについて参考にしている事がたくさんあると思いますが、Jリーグもまた、大学サッカーの試合から参考にできるものも沢山あると思います。そういった期待も込めて、これからも大学サッカーを始め、色々なカテゴリーの試合をも見に行きたいし、また早慶戦見に行きたいなと思えた1日でした。

来年以降も1人でも多く、観客が増えて盛り上がる1戦になることを願っています。改めて選手の皆様、スタッフの皆様本当にお疲れ様でした!

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国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話

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