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「死のグループ」初戦。大宮Yを落胆させた名古屋の守護神・東ジョン【MN15】



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今年は梅雨が後ろ倒しになったおかげ(?)で、“日中の猛暑における試合の是非”という毎年上がってくる話題を見かけない。

この7月21日に開幕したU-18クラブユース選手権はまさにその議題が上がる場所であり大会なのだが、前述した気候の影響で今年は涼しく快適であった。選手たちもパフォーマンスを出しやすかっただろうと察する。

さて、そのクラブユースを今年も見に行ったのだが、全国から猛者が集まる中自分が取材場所として選んだのはグループB。集ったのは広島、大宮、神戸
、名古屋のプレミアに所属する4チームだ。高校年代最高峰を戦うチームのみが集まったのはここだけで、文字通り”死の組”と言えるだろう。

そんな中、自分が関わっているのと前々から見ていた選手がいるということもあって名古屋の初戦を見に行くことにした。




見ごたえのある70分

結論から1-0というロースコアであったものの、ハイレベルな攻防が見られた非常に面白い試合であった。これがプレミア同士の力か、と。

絶対に勝ちたい試合の中で最初に主導権を掴んだのは大宮だった。新井成志郎と瀬良俊太が連動したプレスで相手をはめ込み、左SBの早乙女勝海も絶妙な位置取りで名古屋の右サイドの攻撃エリアに蓋をする。

そしてトップ昇格内定済の10番・高田颯太が制度の高いキックでチャンスを作る。6分には高田の左足クロスを新井がゴール前でドンピシャリで頭に合わせた。しかし、これを名古屋の2年生GK・東ジョンが素晴らしい反応で掻き出す。

結果論だが、これが決まっていれば大宮の大勝となっていたかもっしれないし、この後に続く東のスーパーセーブもなかったかもしれない。

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