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11.どこに行くかじゃない、誰と行くかだ!!


現在、卒業旅行シーズン真っ只中。
本来なら海外旅行に行きたかった。
一番好きな映画の舞台のNYとか、イギリス、パリ…etc
でも時勢的に行くことはできないので自然と行先は国内に絞られる。

そうすると今の学生にはある問題が生じるのである。
それは行先。ただ単にどこに行くかということではない。本来ならば、海外も視野に入っていたことで選択肢も多かったのだが、国内しか行けないことで主要な都市や観光地などと選択肢が狭まるのである。
(大阪、北海道、沖縄、福岡…etc)
そしてその次には今度はこないだ行ったばっか、これからもう行く予定があるという人がでてきてこれがなかなか決まりにくい。特に旅行に行く人数が多いと尚更である。

これの解決策としては
1.誰かが行先を被るのを我慢して行く
2.誰も行く予定のない被らないとこに行く

そこで自然と2の被らないとこに行くことになるわけである。

今回の旅行は大学1年生の時、体育の授業のグループが一緒でそれからずっと仲の良いメンバー8人(4の投稿で話していた友達3人もこのグループ)で2泊3日で行く。

旅行内容を決めるためみんなでZoomで話し合いをしたが、案の定どこに行くかなかなか決まらない。
場所は決まりかけても今度はそこだと2泊3日もすることがないという問題も出てきたり…
また8人もいて騒ぐから普通のホテルだと迷惑かけてしまうためコテージにすることに。

その時1人がこんなことを言った
どこに行くかじゃないから、誰と行くかだから
ちょっとくさいセリフにみんなで笑った
もちろん言った本人もふざけて言っていた。

話し合いの結果、行先は静岡・山梨になった。
2泊3日持つかなと思っていたら、リーダーの子があるものを見つけた。

それは
泊まれる小学校」というものである。
静岡にあって、体育館でスポーツしたり、家庭科室で夕飯のカレー作り、チャンバラ、枕投げ、屋上でドローン撮影、そしてみんなで布団を敷いて寝ることが出来るというもの。

満場一致で決定。
その後はすんなり決まった。
1日目は小学校で遊んで、お泊まり。
2日目は8輪バギーをやってからコテージに泊まり、夜はBBQ。
3日目はお昼食べて、温泉入るなりして帰ろう
となった。

当日、
小学校に着くと、職員の方から説明を受けた。
視聴覚室が寝る部屋で他に、枕投げ用の枕とスクリーンとプロジェクターが設置してある。
放送室は好きに放送して良い、
空き教室で撮影したり、遊んだりしても大丈夫。
夜は焚き火と線香花火、更に屋上で星の観察。
夕飯は家庭科室でみんなでカレーを飯盒炊飯。
布団もお皿も片付けをしてくれるそうで何もしなくて良いとの事。至れり尽くせりである。

思った以上にやることがいっぱいある。

説明を受けたあとはまず、屋上でドローンで撮影をしてもらい、その後体育館へ移動してたっぷり運動。
久しぶりに鬼ごっこや大縄などをした。

近くの温泉に入ってから(これも割引で入れる)みんなでカレー作り。ご飯はどんな量でも値段に変わりなし。
ゼリーと牛乳もついてくる

その後は花火したり、屋上で、星を眺めたり、部屋でチャンバラ、枕投げ、教室でランドセル背負って学校ごっこなど…

上履きも貸して貰えるんです!

そして遊び疲れてすぐ寝てしまった。
結果、感想としては1日じゃ遊び尽くせなかった

2日目は山梨へ8輪バキーをしに行った。
これが思った以上に怖くて楽しい。

その後次のコテージへ移動。
風が強く、寒すぎてBBQは断念して中でホットプレートでご飯。
その後軽く飲んだり、誕生日が近い人がいたので祝ったりもした。

お酒もまわってくると、リーダーの子がウルっとし始めた。そしたらそれを見てみんな涙腺崩壊。
「卒業したくない、みんなと会えてよかった」と。

書いてて恥ずかしいが起こったことだからしょうがない

そして抱き合って30分くらい泣いていた。
普段人前では恥ずかしくて泣いたことない私も。
そのくらいみんな良い人たちで別れるのが寂しくてみんながみんなを大好きなのである。

このときに良い人たちに出会えて幸せだなと心から思った。

そうこうして、2泊3日の旅行が終わった。
(3日目はゆっくり起きて海に行って写真撮ったり、熱海に軽く寄ったり…)

最後解散する前に「どこに行くかじゃない〜」と言っていた子もそれ以外のみんなも
「今回行ったとこなんだかんだ全部大当たりじゃね?」と言っていたから

結果、
とっても楽しくて良いところに、大好きな人たちと
   行った幸せな充実した卒業旅行

になった。

どこに行くかではなく、誰と行くか」ということは旅行や遊びの本質だと思う。今回の旅行は結果とっても素晴らしいものになった。
だけど、テーマパークや観光地で楽しいのは当たり前で、何も無いところで一緒に楽しめる人というのはほんとに大切な人だと思う。

私にも少なからずそういう友人が出来たことは私の大きな自慢かもしれない。

この投稿を見ることはないと思うけど、

みんな、大好きです。ありがとう。

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