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わたしのきほん4/100

意見が変わるのは考えている証拠

少し嫌いな上司が言っていたんだ。


「今はこう言ってるけど、
 明日には違うことを言うかもしれない。
 でもそれが考えているってことだ」

ほほう、理不尽極まりねえですな。

でも、その上司のちっちゃい手帳には

米粒に書くのかってくらいの
ちっちゃい文字で
どこかの本から引っ張ってきた何かや
急いでメモした大事そうな書き殴りや
もうとにかく思考の軌跡が

びっしりで。

ひとつのことを
ずっと正しいって言ってなきゃいけないなんて
誰が決めたのだ、と。


開き直り、というか


そんな

俺のスピードについてこい
みたいな熱量にやられて
奮起させられたっけ。

だからわたしも


明日は違うことを言うかもしれないし


明日に違うことを言っていてる人を
可笑しいとは思わない

昨日は昨日
過ぎたもの

縛られなくていい

柔軟さや

許せる心の広さや

こんな時代の変化を
なんとも思わない心を手に入れることができて

少し嫌いだった上司は

記憶の中では

「ちっちゃい手帳を持っていた上司」

になってくれています。

子育てもそうだ。

3歳のママだったあの頃のわたしと
4歳のママであるわたし

違って当たり前
なのに

なんだか変わったって思われるの、
嫌だな。

でもわたしは

考え続けていくから
これからも変わり続けていく。

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