バブルのポップ(LIVE PSY・S - Woman・S)――Kとの食い合わせ良好JPOP

小室哲哉引退ということで、いまこそTMネットワーク掘り返しの時期か?と、動画をちらほらみていたらPSY・Sが出てきて一気に持っていかれてしまった。うーん。

どちらもアニメ「シティーハンター」の主題歌で人気を博したシンセポップ(?)ユニットだけど、TMさんに比べて、PSY・Sのほうが圧倒的にK-POPとの相性がよいように思える。ねえねえけーぽずきよっといで!いいのあるよ!という気持ち、ちょっとだけ。

シティーハンターで有名なあの曲も、他の曲も、結構聞き覚えがあるのが多くて少しびっくりしているですが(手元において聞いていた記憶がないので…)、いまのところ一番お気に入りかなというのがこの曲です。おされなサウンドのみならずサエキケンゾウの歌詞もすてきだ。

スタジオ版はもちろん、このライブバージョンも素晴らしく、メインの二人も、サポートのバンドもほんとうにうまい。10年あまりの活動のなかプライベートで接触した時間が30分くらいしかない、とのwikipedia情報だけど(確かにライブ中いっさい目が合わない…)、チャカの歌の節回しと、松浦のシンセソロでみせる(ベンディングテクニックを使った)節回しがすごく似ているのが面白い。

ただ、これは相互に影響しあっていたというより、チャカが松浦に寄り添うテクニックをもっていたということかも…という気持ちにさせるのが、3:44あたりのところ。リズムとボーカルだけになりパーカッションのシンコペートするグルーブにあわせて、「少しだ~け」を「少し、っだぁっけぇ」と絶妙にフェイクするチャカ。相当難しいところにびしっとハメてくる歌職人。さすが西成の鉄腕ジャズ・ソウルシンガー(←さっき知った)。う~ま~い~。

さてさて、小室TMと、PSY・Sの違い。そして後者のKPOPとの親和性の話。

大づかみに言ってしまえば、それは「子ども志向/大人志向」の違いという感じがしていて、これは個人的に長いこと気になっているJPOP/KPOPの違いにもつながっている。

多摩のTMと大阪出身のPHS・Sでは、どうしたって背負っている都市文化の成熟度が違うというのと、あと大阪が朝鮮半島とワームホールでつながっている説にもとづけば、PSY・SがKPOPに親和的に感じるのもあたりまえかしら(んなわけない)。

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