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오늘(O:neul)パク・ラオンさんの歌声

昨日(5月4日)、はじめてパク・ラオンさん率いる오늘(O:neul)のライブをみたのですが、ほんと素晴らしくてすばらしくて…

…いまもあの音の歌声の余韻が体のまわりに漂っている気がします。

오늘(O:neul)は、パク・ラオンさんVo、ソン・ミホさんBass、アン・ガンホさんGtの、ミニマムなジャズトリオ。レパートリーは、ジャズを中心に、ボサノバを交えつつ、パク・ラオンさんの持ち歌でもあるアリランなんかも。

会場に入ると、10分くらい前からすっと入ってきて、セッティングをはじめる3人。とくにラオンさんは、すぐにステージ中央のイスに座って、会場の雰囲気に溶け込むようなこのたたずまい…

(こころの中で)きゃ~ステキ~

声を聴く前から、凛とした、でも柔らかい雰囲気にすーっかり惚れてしまいました。サウンドチェックでは、日本語でささっとPAの方に「かえし」(モニタースピーカー)の音質について指示。高音域のリップノイズを多用するためか、逆に高音域を削ってくれと、何回か。あと、日本語を解さないバンドメンバーのモニターバランスについても、メンバーにかわって指示を出されていました。

そして、本番。音、歌声…これがもう、わだすの貧困なボキャブラリーではもうどうにも表現できません…。「幽玄」…というと、私のようなドメスティクな人間には日本の専売特許のように勘違いしてしまうのですが、いやいや…静謐で滋味にあふれる声、サウンド…柔らかくも凛とした雰囲気に。じっくりと浸れた45分間でした。

いま「浸る」…といいましたが、やさしくやわらかな音に浸るという感覚があったのは確かなのですが、ただ音に溺れるのではなく、同時にえも言われる緊張感もあって、そこになんともいえない美しさがたまりませんでした。

あのアリランが…あのスキャットが…あのワルツウォーデヴィーが…とかとか、もう少し、いろいろ語りたいのですが、まずはYoutubeを漁りながら、昨日の余韻と戯れたいと思います。

パク・ラオンさん、そして오늘(O:neul)…超絶おススメです。

1曲目に聞かせてくれたのはこの曲。メンバーみんなが大好きな曲という紹介。カーラブレイ作曲。

たしか2曲目。大好きな曲で、でもだからこそ歌えなかった曲だけど、うたっちゃいました…と。ビル・エヴァンスの名曲。

そうそう。アン・ガンホさんのエフェクトかなあ。幽霊のようなストリングスがこの2曲にはうっすらとのっかってたんだよなあ…あれがまた最高だった。


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