LAWSON presents 夏川椎菜 Zepp Live Tour 2020-2021 Pre-2nd ダイバーシティ公演(千秋楽) 参加記

こんにちは。れすです。
Pre-2nd千秋楽 ダイバーシティ公演に参加しました。

2020年12月の札幌公演から7ヶ月以上の期間を経ることとなったPre-2nd。ツアー千秋楽をお台場で迎えました。ありがたいことに現地にいることができ、さらにセットリストの変更もありました。本当に最後の最後まで楽しいツアーでした。そして翌日に配信アーカイブを同時視聴できたのも本当に楽しかったです(付き合ってくださったFFの方々、ありがとうございます)。ミュージクレインのえらいひと、円盤化待ってます!!

開幕〜ブロック1

開場前BGMはgravityとDaisy Daysでした。奇しくもこの2曲を含めると全曲ライブになりましたね。これまでの公演でも流れていたBGMから一転、突然夏川さんの楽曲が流れてきてすごく驚きました。

イエローフラッグ
Aメロに入る直前から、客席へと目線を向ける夏川さんが印象的でした。千秋楽ということもあり、「今日までの集大成」の歌詞がとてもよく耳に届きました。この歌詞に力を入れた歌い方というわけではなかったので、ぼく自身が千秋楽ということを意識しているのだと自覚させられました。

RUNNY NOSE
2Aの荒さのある歌唱のかっこよさ。2回の間奏で楽しそうに踊る夏川さん。ヒヨコ労働組合の生演奏。RUNNY NOSEはPre-2ndの魅力が詰まった楽曲だと感じました。あと「ぶらさがっていたい」の語尾の切り方が鼻をへっとするようで、すごくよかったです。

ロジックルーパー
ミラーボール!!!
これまでの公演ではミラーボールが使われることはなかったので、本当にびっくりしました。こんなサプライズ聞いてないよ...

お立ち台からの飛び降り方ひとつ取っても伝わってくる楽しさもそうですし、楽曲全体を通して終始楽しそうな夏川さんが印象的なロジックルーパーでした。

ラブリルブラ
川口さんのイントロギターかっこよすぎです。これまでの公演での締めはかどさんと夏川さんが目線を合わせてタイミングを図っていたのですが、今回は山本さんも含め3人で目線を合わせていましたね。こういうの本当に好きなので、最後に現地で見れてよかったです。

MC①

最終公演ということで、乙女な夏川さんは髪の毛いったり、ネイルいったりしたそうです。衣装の赤に合わせて、初めて裾カラーを入れたそうですが、残念ながらぼくの席からは見れませんでした。でも配信でばっちり確認しました!かわいいいいいい!!

衣装もついに千秋楽を向かえ、完成形になりました。札幌公演はもはや衣装の記憶がおぼろげですが、福岡公演では大部分が黒で占められていた印象がまだ残っています。これまでの公演のツアーTシャツがパッチワークされた衣装には、武者修行の歩みを感じ、感無量でした。衣装展示やってくれないかなぁ

バンド紹介
(*>△<)「ヒヨコ労働組合はツアーを通してホワイト企業になったので、無茶振りはしません」
と言いつつも、「意気込みみたいなものと、ナンちゃんへのメッセージ、ナンちゃんが最後の公演を頑張るためのメッセージ」をご要望されていましたね。かどさんも「ノープランです」と言ってましたし、実質無茶振りなのでは?と思っていました。

(*>△<)「どうも」
伊藤さん「どうも」
伊藤さん「今日はもう体力がなくなってもいいので、全部100%使い切ります」
(*>△<)「いえい!そうだ!」

(*>△<)(メッセージくださいのポーズ)
伊藤さん「ナンちゃんは...いっつもいい匂い」
(*>△<)「最後に言うことそれ!?」
(*>△<)「いい匂いのする女だそうです」

川口さんからは「最初はバンドにドキドキハラハラしていたけどもう怖がらないね」というお話がありましたね。

かどさん「どうも。ノープランです」
かどさん「今オリンピックやってるでしょ。負けないくらいの白熱したライブをやって、金メダルを取るぞー!」
(*>△<)「時事ネタも挟んでくれる」
(*>△<)「で?ほらほら?ほら」
かどさん「(夏川さんは)天才だから」
(*>△<)「え〜今日がんばっちゃお〜」

山本さん「労働組合を調べてもらうとわかるんだけど、賃金の上昇と労働環境の改善...。今日を最高の夜にして、次に繋げる、次できるように。早くやりたいなってみんなに思わせるようなライブにしちゃおうかな」
(*>△<)「おおー!今回のギャラは間に合わないんですけど、次呼ぶときはいいギャラをあげられるようなボーカルになりたいと思います!」

(*>△<)「で?」
山本さん「すばらしいチーム、スタッフを動かしているのは夏川椎菜...あっ!黄色が好きになったよ!」
(*>△<)「好きじゃなかったの!?」
山本さん「黒、白、赤で服とかやりくりしてた」
(*>△<)「これからは全身真っ黄色のよーすけさんが見られるってことですね!?」
山本さん「すげー派手だよ?」

(*>△<)「声は出せないと思うけど、羽根は使えると思うんで。一緒に歌ったり...」
(*>△<)「いやいや歌わない!踊ったり、クラップしたりしてね!」
(*>△<)「配信のみんなも見えてるからな?休むんじゃねーぞ?」

ブロック2

フワリ、コロリ、カラン、コロン
振りコピに夢中であまりメモが残っていないのですが、間奏のギターが腹に沁みました。

That's All Right!
スピーカーからギロの音が聞こえてきて、ついぞギロ生演奏の夢は叶わなかったなと思いました。

アウトロのThat's All Rightを繰り返すところ、最初にマイク無しで口だけ動かしていた夏川さんがすごくかわいかったです。


ナイモノバカリ
これまでの公演では「できない理由 挙げればキリが無い」と「走る はやく 昨日の自分より」のパートはお立ち台へ登っていましたが、今回はなしでしたね。しゃがんでからのカメラという動きだったので、配信向けだったのだと思います。

チアミーチアユー
特殊イントロではありましたが、レクチャーはありませんでした。(配信のために巻く必要があったとはいえ)ツアーを一緒に歩んできたヒヨコ群にもうレクチャーはいらないんだって、信頼してもらえてるように思えました。

伊藤さんが特殊イントロでスラップしてくれるのもよかったです。曲中でも生スラップを間近で浴びてしまい、クラクラしました。生演奏すごくいい。

さて、恒例となった2番での山本さんとの勝負。はじめからお立ち台に腰掛ける山本さんにビビりながらも近づき、最後は顔面パンチを繰り出していましたね。武者修行の成果(?)、しっかり見届けました。

MC②

(*>△<)「生バンドめちゃめちゃ楽しいですね!完全ににいさん、ねえさんらに胃袋?......横隔膜?歌だから喉仏......?を掴まれてしまいました」
ぼく(???)

ブロック3

グレープフルーツムーン
「一瞬一瞬を大事に聞いていただければなと思います」から始まったグレープフルーツムーン。ドラムがめちゃくちゃ強いなと思いました。原曲もそうなんですが、デビューシングルの表題曲でこれだけ音楽性もバックの音楽も強い楽曲を持っているというのは、それだけでアーティストとして強いなと思いました。

ところで「別々の道」で手を一度開き、改めて掴む振りをしていたと思うのですが、これって以前からありました?

HIRAETH
優しいギターイントロと、夏川さんの微笑みから始まるHIRAETH。Aメロのギターはとてものどかで素敵な演奏でした。夏川さんの歌唱では特に「昔と違う」に気持ちが入っているように感じました。そして「また会えたらいいね」の跳ねるような歌い方はこれまでの公演と同様でしたね。アウトロは遠くを眺めてから、下に顔を伏せていました。HIRAETHはどこかで解釈を別記事で書きたい...

グルグルオブラート
まさかここでグルグルオブラートが来るとは微塵も想像していなかったのでひっくり返りました。曲始まりで、少しだけ笑顔を見せた夏川さんですが、その印象は笑顔と裏腹に険しいものでした。この違和感にすごく引っかかりを覚えました。そして「いまだけ ちょっと 足んないまんまがいい」の駄々をこねるような歌唱や、不機嫌に笑うアウトロからワルモノウィルに近い印象を受けました。

キミトグライド
「春のよう」の「う」を歌わなかった歌唱から、途切れた春を感じました。「自分さえ」の歌い方は自分さえも嫌っているような感情が見え、青い空の「お」にあるがなりからは恨み節を感じずにはいられませんでした。「のぼり くだり」をあまりに悔しそうに歌われていたので、突然ツイートのようなの衝撃が走り、終盤はただただ立ち尽くしていました。

MC③

ツアーの始まった札幌公演で、今回はヒヨコ群のみんなが(声も出せず)100%になれないから、代わりに夏川さんが200%出す。それを掲げて武者修行として頑張ってきたけど、実は違ったんじゃないかとお話してくれました。

各公演、始まったらあっという間で、楽しい楽しいっていうところで公演が終わっているということがたくさんあって、ライブって夏川が頑張るものじゃないんだなって思いました。ヒヨコ群も頑張るものじゃなくて。夏川の楽曲って伝えたい物語、伝えたい想い、吐き出したい気持ち。(それを)届いてほしいって、吐き出すように歌っていて、(ヒヨコ群のみんなは)黄色いスポンジみたいな感じで吸い込んでくれて。だから素敵なライブになるんだなって。それは夏川が200%頑張らなくても完成する300、400%のライブだったんじゃないかなって。それに気づけることが夢者修行のゴールだったのかなって思います。(ツアーを通して)より一層ライブをするってことが好きになりました!

すごく素敵なMCでした。福岡昼公演の参加記で、イエローフラッグが一曲目でなくてはならない理由を書いたのですが、ぼくもこのPre-2ndのツアーは「楽しい」って思い出のほうが圧倒的に大きな割合を占めています。だから終わってしまうのもすごくさびしいのですが、みんなで一緒に歌える2ndを前を見ようと思います。

ワルモノウィル
イントロの指揮は、不機嫌さや無邪気な笑い方が健在な一方で、マリオネット感がなく、自身の意思であることが伺いしれました。アウトロの指揮、赤い照明が使われておらず、曲の終わりに合わせて止まるところで赤い照明で照らされていましたね。これって以前の公演と同じでした?

シマエバイイ
ワルモノウィルの終盤で、夏川さんがステージ上部へ移動していたので何が来るんだと身構えていたら、シマエバイイが来てぶり上がりました。しかもミラーボールあり!! 2つのミラーボールの照明が交互に明滅し、光がどちらに向かうか予想させない照明でした。その不規則な動きは、プロットポイントのヒヨコツインズのダンスを彷彿とさせ、照明でダンスを再現するってエグくないか???と鳥肌モノでした。

また最後の「タダタダ☓☓シマエイバイイ」に掛かるエフェクトは、もうひとり夏川さんがいるように感じられました。

MC④

(*>△<)「ヒヨコ群ー!Pre-2ndももうすぐおしまいです」
???「え〜〜」
(*>△<)「でも終わらせないと次に勧めないので、次のブロックでめちゃめちゃ楽しいライブにしませんか!?」

(*>△<)「羽根上げてー!」
(*>△<)「悔しい気持ちを全部ステージにぶつけてください!」
(*>△<)「楽しい気持ちも全部私にぶつけてください!」

この煽りめちゃくちゃ好きでした。これはやばい。

ブロック4

ステテクレバー
楽しかったです。

キタイダイ
ステテクレバーからの繋ぎ。音だけじゃなくて、照明演出も雷が落ちたかのようにぶち上がります。楽しい楽しい楽しい!

夏川さん、伊藤さん、山本さんが間奏で後ろを向いていたのもすごくよかったし、間奏の川口さんのギター演奏がエグすぎました。

アンチテーゼ
座席が下手だったので座席位置的にストロボの周波数が半分になったように感じたのかな?と思っていたのですが、終演後にFFさんとお話したり、配信をみて座席位置のせいではなかったことを知りました。あのバチバチのストロボ照明、またいつか生で浴びたいですね。

アンコール

パレイド
7月の公演でもアンコール1曲目のパレイドを体験していたはずなのですが、なぜか札幌公演のパレイドを思い出しました。千秋楽だから走馬灯のように感傷的になっていたのかもしれません。

イントロでは夏川さんが笑い、少し下に目線を落としつつもも前を向いていました。特に「背伸びで届いた」で目線をあげていたことは、大きな意味を持っていたように思えます。「夢の世界」から背けず、目を向けることができるんだなって、そう感じました。

噂には聞いていたCメロで夏川さんが消失する照明演出。これまでは座席位置的に体感することはできなかったのですが、モロに体感しました。Cメロ前の間奏で夏川さんを横から照らす白い照明が「答え探し」と同時に落とされ、ステージ背後の照明が作る逆光と相まって本当に夏川さんの姿が消えます。配信でもこの演出は確認できました。
全ヒヨコ群に見てほしいので、本当に円盤化お願いします!!

ファーストプロット
パレイドから水色の照明で繋がれたファーストプロット。夏川さんはイントロから笑顔をみせ、曲全体を通して、笑顔が多かったですね。

ぼくの印象に残ったのは、最後の「君の歌もいつか歌えますように」の歌唱です。「君の歌もいつか」を苦しそうに歌い、笑顔になって「歌えますように」に入っていたことが強く焼き付いています。

MC
パンダ帽子とヒヨコ帽子がかどさんの前にきれいに並べられていました。羽田Day2夜公演で「最終公演ではさらに倍って可能性」というMCがあり、そのときは「まさかそんなことないでしょ」と高を括っていたら、大阪公演で全員分足りるほどに孵っていましたね。

「投げますね。時間ないんで」とヒヨコ労働組合のみなさんに帽子を投げる夏川さん。対角線上にいる川口さんまで届かせていて肩が強い。そして最後の最後まで画変わりを意識して白縁サングラスを用意してくださる山本さん、ほんとエンターテイナーなんですよね。ありがとうございます!

終わってしまうのがさびしいです。
みんなの前でライブができるって本当に奇跡みたいなことなんだなぁって思います。あたりまえのことじゃないですし、配信が見れていること、ステージに立てていること。全部が当たり前じゃなくて、すごく尊いことなんだなって。この場所に立ち続けられるように、ヒヨコ群もこの場所に来れるように精一杯がんばっていきたいと思います!
夏川は、ヒヨコ群になりたいなって思ってるときになれる場所を提供したいと思っていますので、よろしくお願いします。「またね」って言いづらくはなったけど、簡単には言いづらくなっただけなので、尊い言葉としてみんなに伝えようと思います。

「みんな、またね!」

クラクトリトルプライド
千秋楽のクラクトリトルプライド。クラップが揃っていたり、夏川さんが楽しそうで、千秋楽なんだなと思いました。そしてPre-2ndが終わってしまうことに胸中寂しさがありました。

最後の挨拶で夏川さんがかどさんのポーズを真似していましたね。これまでの公演ではかどさんオリジナルだったのでたぶん初めて?

そして何より。最後の最後に捌ける直前で「またね」って言ってくれました。

ダイバーシティ公演を終えて

改めてPre-2nd完走おめでとうございます!そしてお疲れ様でした!
復讐から始まったPre-2ndは、簡単には復讐もさせてくれず、二度の延期を経ることとなりました。夏川さんにとっても、ヒヨコ群にとっても複雑な、残念な思いもたくさんあったんじゃないかなって思っています。ぼくももう本当に中止せざるを得ないんじゃないかって思ったことも一度や二度ではありません。だから、本当に完走できて嬉しいし、おめでとうって言葉をちゃんと残しておきたいと思います。ツアー完走おめでとうございます!!!
そして(このブログは読んでないと思いますが)平日開催でも送り出してくれたお仕事の仲間にもありがとうを。いっぱい助けてもらいました。

さて、各公演のブログを書いてきたわけですが(正直2回まわしや日程が詰まっていて大変だった...)、実はもう少しだけPre-2ndのお話が続きます。

ツアー中、ずっとわからないわからない言い続けていたキミトグライド。Pre-2ndのセトリの中でどんな位置づけだったのか、ぼくなりの解釈が見えてきたので、別のブログに書きたいと思っています。いつ書き終わるのかわからないですが、いつか読んでやってください。

それでは改めて、Pre-2ndお疲れ様でした!本当に「楽しい」ツアーでした!!またね!!!

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