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【将棋】定跡対策/右四間飛車おすすめ本5選

何の戦法を勉強をどうすればよいか悩んでいませんか?

四間飛車が初心者にはわかりやすいということでおすすめされていませんか?

人によって向き不向きがあると思いますが、私は四間飛車は合いませんでした。なぜなら覚える変化が多すぎるからです。

対居飛車だけでも角交換・棒銀・斜め棒銀・山田定跡・鷺宮定跡・4五歩早仕掛け・玉頭銀・ポンポン桂・右四間飛車・居飛車穴熊・右玉等の戦法があります。

これに対振り飛車も加わりますから、とにかく覚えておくべき定跡が多いです。

その点、右四間飛車はシンプルで、覚える定跡は他の戦法に比較して少ないです。右四間飛車を勉強をするようになってからは、破壊力もあるので楽しく将棋を指せています。

この記事を読んで実践していただければ、(ある程度の終盤力は必要ですが)将棋ウォーズ初段~三段までは到達できるでしょう。

終盤力の勉強がまだの方は、終盤力の記事もチェックしてみてください。



私が右四間飛車をおすすめする理由

・基本形がシンプル
右四間飛車は飛車を右から4列目に振る戦法です。この基本形は覚えやすく、戦術の基礎を学ぶのに適しています。つまり、強くなるために覚える序盤の定跡が少ないです(私はここが決めてでした)。

直感的に指せる
右四間飛車は、飛車・角・銀・桂馬を活用したかなり攻撃的な戦法であり、その戦術的な目的が直感的に理解しやすいです。

攻守のバランスが良い
右四間飛車は攻めと守りのバランスが取れており、一方に偏ることなく将棋の基本を理解するのに役立ちます。飛車を活用した攻めと同時に、玉の安全も確保しやすい構造です。

応用が効きやすい
右四間飛車は多様な展開に対応できる柔軟性があります。基本形からさまざまな戦術に発展させやすく、戦術の幅を広げるのに適しています。

相手の戦法に対応しやすい
右四間飛車は相手の様々な戦法に対しても対応しやすいため、多くの状況で実践するのに適しています。相手がどのような戦法を取っても、基本となる考え方で対応できるため、戦術の理解が深まります。

戦術書や資料が豊富
右四間飛車は人気の戦法なので、本やyoutube動画等の教材が豊富にあります。学習しやすい環境が整っており、戦術の理解を深めやすいです。

右四間飛車は、基本形とその戦略のシンプルさから、攻め側になることが多く、とても勝ちやすく楽しい戦法です。

さて、ここからは私の愛読書を紹介します。


① 藤森流なんでも右四間飛車 藤森哲也

将棋プロ棋士藤森哲也五段が贈るこちらの右四間飛車入門本は、初心者から有段者まで、幅広い層の将棋ファンに向けた一冊です。

藤森五段の得意戦法である右四間飛車の魅力を余すところなく伝える本書は、将棋の戦法書としては珍しく、読み手を飽きさせない工夫が随所に散りばめられています。

相手の戦型にこだわりはなく、居飛車から振り飛車までどんな戦型でも右四間飛車で対応可能です。基本的な変化から相手の対策に応じた順まで、非常に読みやすく理解しやすい構成であることに感銘を受けました。

対象棋力は初心者・級位者からから三段程度までかなと思います。これから右四間飛車を学びたい方にとっても、既に指している方にとっても新たな発見があるでしょう。

また、藤森五段は、自身のYouTubeチャンネル「将棋放浪記」を展開しており、その中で右四間飛車の実践・考え方を惜しみなく披露されています。

その解説は初心者にも分かりやすく、将棋を楽しむ心を大切にされています。本書では、その楽しみながら学べるスタイルが存分に活かされており、擬音語や洒落を交えた解説で、読むだけでなく将棋の楽しさを実感できます。

是非youtubeチャンネルもチェックしてみてください。


②右四間飛車の手筋60 そら

③角換わり右四間飛車で攻め倒す本 そら


本書は読者が主体的に学べる「次の一手」形式を採用しており、問題を解き進めることで自然と戦術が身につきます。

このスタイルがとても分かりやすく、すんなり頭に入ってきます。急所を自然と理解でき、対居飛車から対振り飛車、また角換わりまで対応できますのでほとんどの戦型に対応できます。

「次の一手」ということもあり、時折開いてすぐに参照できる使い勝手の良さも魅力の一つ。繰り返し読むことで深い理解へと繋がり、実戦での応用力も格段に上がります。

そらさんはyoutuberということで、本書に記載の戦い方を実践編として動画にアップされています。局面毎の攻め筋や考え方等を惜しみなく披露されていますので、かなり参考になります。

さらに、右四間飛車専門のチャンネルの動画更新頻度は、ほぼ毎日ですのでで、とても有難いです。是非youtubeチャンネルもチェックしてみてください。


④振り飛車を一刀両断! 右四間飛車エルモ囲い 鈴木肇

⑤進化を続ける! 右四間飛車エルモ囲い 鈴木肇


将棋の世界には数多くの戦法が存在しますが、その中でも最近注目を集めているのが「エルモ囲い」です。この戦法に焦点を当てた2冊を紹介します。

著者はアマチュアの強豪として知られ、その人柄と将棋への深い愛がこの本を通じて伝わってきます。

本書は、口語体で書かれており、非常に読みやすいのが特徴です。特に対石田流や三間飛車に対する章は、右四間飛車エルモ囲いを学ぶ上で非常に参考になります。

将棋の形勢判断を漫画の表情で示すなど、読者が楽しみながら学べる工夫が随所に施されています。

一方で、手順の変化を示す図の記載方法には改善の余地があり、どこから変化手順を追うべきか分かりにくい点が挙げられます(個人的には図面を反転して欲しかったです)。

しかし、このマイナス点を補うほど、著者の苦労や悔しさがストレートに伝わってくるコラムが本書の大きな魅力です。右四間飛車エルモ囲いの手筋が一杯載っていますので是非お役立てください。


【コスパ◎】スマホの読書ならKindle Unlimitedがおすすめ

Kindle Unlimitedでは、上記に紹介した本以外にも、将棋関連の本は、1,000冊以上が読み放題です。もちろん将棋以外にも色々な本が読め、総数200万冊以上の本があります。

月額わずか980円で利用できるのでとても重宝しています。棋書1冊読めば元が取れちゃいますからね。

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まとめ

今回は、定跡を覚えるための本、特に右四間飛車に特化した形で紹介させていただきました。

右四間飛車は破壊力抜群で指していて楽しい戦法です。それでいて、守りも固く攻守のバランスが優れており、アマチュア戦で指しやすい戦法です。興味のある方は、ぜひ取り組んでみてください。


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