山本泰弘

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山本泰弘

CV https://researchmap.jp/reso2100 公共政策研究者 野生のコラムニスト 文語現代語訳者 成人式大改造!!Uターン促進的ビフォーアフター 日経新聞を読む会@山形 自由民権現代研究会

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    働き方改革の盲点「業務引継ぎ」の特効薬として開発された「引継書テンプレート&記載例」について。役所勤めの公務員、会社勤めの企業人はじめ、ビジネスパーソン必見!

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【TVドラマ】「天国に一番近い男」(主演:松岡昌宏(TOKIO)、陣内孝則)

 TOKIOといえば、今や日本の農林水産業界が誇るアイドルである。そのメンバー松岡昌宏さんの若々しい姿がまぶしい懐かしのトレンディードラマがある。「天国に一番近い男」だ。  舞台は1999年の東京。どこにでもいそうなダメダメな新人サラリーマン・甘粕(松岡昌宏)の前に、ある日突然「天使」を名乗るいかにも怪しいオッサン・天童(陣内孝則)が現れる。にわかに信じられないが彼は本物の天使であり、甘粕に「命題!」と称して突き付けるのは、「○○(無理難題)しなければ即死亡!!」というハチ

    • 【寄稿】「『引継書テンプレート』で 年度末の業務引継ぎに備えよう」(2024-01-01 山形県職員新聞)

       お正月気分に水を差すようで恐縮ですが、年が明けると、年度末の人事異動と業務引継ぎがひたひたと迫ってきます……。  私たちが仕事をする上で引継ぎはとても重要なポイントのはずですが、「働き方改革」が叫ばれる世にあっても見過ごされているのが現実です。みなさんも、採用や異動の直後に「そもそも用語が意味不明」、「いつの間にか期限が過ぎてた!」と困惑した経験があるはず。世間で報じられる役所の不祥事の中には、引継ぎのミスが原因となったものも……。  そんな悪夢を予防し、後任者から感謝

      • 【文字起こし】そららぼワクワク対談「本がみちびく にぎわい創出」@山形県庁16階ミーティングスペース「そららぼ」(2023年9月8日開催)

        【導入】山本:時刻は午後5時45分を少し回りました。お集まりのみなさま、1週間お仕事おつかれさまでした。今回MCを務めます山本泰弘です。どうぞよろしく。  今回の「そららぼワクワクセミナー」は、ラジオ番組のイメージで、視聴者・参加者のみなさんからのコメントを拾いながらの進行にトライしていきたいと思います。ゲスト加藤啓太さんに聞きたいことでも、今回のテーマに関するエピソードでも、人助けのつもりで気軽に書き込んでください。みなさんのコメントが頼りです。 【「そららぼ」紹介】

        • 【投書】「平和の音色、全ての人に」(2022-12-20山形新聞)

          【全文】  年末の音楽といえば、ベートーヴェン「第九・歓喜の歌」。フランス革命後の時代に、階級を超えて全ての人々が同胞となる世を願って作られたといわれる。  クラシック音楽は、豊かな国の、富める人たちが、立派な楽器と会場で奏でるものだろうか。それはNOだ。私たちのそんなイメージとはかけ離れた現場に流れ着き、奇跡のようなコンサートを生んだ日本人指揮者がいる。その体験記が、『戦場のタクト』(柳澤寿男・著)だ。  時は2006年からの数年間。舞台は、バルカン半島の旧ユーゴ・コソ

        【TVドラマ】「天国に一番近い男」(主演:松岡昌宏(TOKIO)、陣内孝則)

        • 【寄稿】「『引継書テンプレート』で 年度末の業務引継ぎに備えよう」(2024-01-01 山形県職員新聞)

        • 【文字起こし】そららぼワクワク対談「本がみちびく にぎわい創出」@山形県庁16階ミーティングスペース「そららぼ」(2023年9月8日開催)

        • 【投書】「平和の音色、全ての人に」(2022-12-20山形新聞)

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        • 【現代語訳】植木枝盛
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        記事

          【投書】「偉人の教訓 現実に生かす」(2022-09-24山形新聞)

          【全文】  世を去った偉人に対し、時の政府がその功績をたたえて国葬を打診したが、遺族がそれを辞退した例がある。その偉人とは、医療衛生の改革者、フローレンス・ナイチンゲール。今から百年以上前のイギリスでのことだ。  昔の伝記では「負傷兵の看護に尽くした聖者」と描かれていたようだが、正確には、当時の劣悪な野戦病院で命を落とす兵士の死因の統計データを取り、感染症死が多いことを明らかにして軍に衛生状態を改善させた人物である。結果として兵士の死亡率は激減した。近年はこの統計学者として

          【投書】「偉人の教訓 現実に生かす」(2022-09-24山形新聞)

          【投書】「板垣退助に国を導く志」(2022-07-29山形新聞)

          【原文】  遊説中に襲撃された政治家といえば、明治の偉人・板垣退助が思い起こされる。「板垣死すとも自由は死せず」の名言で知られる(実際は一命を取り留めた)。  土佐藩(現在の高知県)出身の板垣退助は、戊辰戦争で幕府軍や東北諸藩と戦って手柄を挙げ、やがて新政府の重要人物となる。しかしその後の権力争いに敗れて地元の土佐に帰り、そこで巻き返しのため力を養うことになる。  当時、武力で新政府を攻撃する事件が続発した中、板垣はあくまで言論で戦う道を示した。「自由民権運動」である。国

          【投書】「板垣退助に国を導く志」(2022-07-29山形新聞)

          【投書】「あなたが政治を変えられる」(2022-06-16山形新聞)

           地域の政治を、住民・生活者目線、特に若い世代の視点で伝える情報源はまだまだ少ないですが、その一つに『あなたのまちの政治は案外、あなたの力で変えられる』という本があります。  舞台は架空のまち「さつき市」。三十代で二人の子どもを育てる《香織》を主人公として、彼女が暮らしの中で体感する「まちの政策についての疑問やツッコミ」を、夫の《大輔》やママ友の《真由美》をはじめとした周囲の人たちとの会話形式で語っていきます。  さつき市は、よそからのイメージは上々なのに、住んでみると困

          【投書】「あなたが政治を変えられる」(2022-06-16山形新聞)

          【寄稿】「ワーケーションで地方の教育支援を」(2022-06-20河北新報)

          【原文】  ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を合わせた「ワーケーション」の概念が登場して久しい。それを実施したビジネスパーソンや企業の事例なども報じられているが、社会に普及したとは言えず、ワーケーション人口はごく少数にとどまる。また、多くの地域がこれによる滞在客を呼び込もうと狙っているが、その滞在地として選ばれるのは沖縄、南紀白浜、伊豆箱根などの有名リゾート地のみ、というのが現実ではないだろうか。このままではワーケーション市場は拡大せず、単なる一時期の流行りとして消えゆく

          【寄稿】「ワーケーションで地方の教育支援を」(2022-06-20河北新報)

          【投書】「持続可能なラーメン目標」(2022-05-06 山形新聞)

          【原文】  先日、ラーメンの年間消費額のランキングでトップを保ってきた山形市が新潟市に抜かれたというニュースが県内を駆け巡った。首位奪還に燃える業界人や愛好家も多いことだろう。  だが、山形県は全国屈指のラーメン県であるとともに、塩分取りすぎの県でもある。県民の塩分摂取量は国の基準を上回っており、医療界や行政は減塩を呼びかけている。高血圧とそれにより起こりうる脳卒中の予防のためだ。  ラーメン自体に罪はないが、人間のエゴで競うように食べて不健康・短命の日本一になってしまっ

          【投書】「持続可能なラーメン目標」(2022-05-06 山形新聞)

          【投書】「駅舎をお店にできないか?」(2022-03-26 山形新聞)

          【全文】  このご時世、テレビの旅番組は遠方への観光気分を味わわせてくれるありがたい存在だ。中でも、各地のローカル線をたどる鉄道の旅番組をよく見る。  ある時取り上げられた北海道の小さな駅は、かつて駅員の配置がなくなり無人になろうとしたとき、それを寂しく思った近所の人が駅舎に喫茶店を開いて今に至るという。  ふと身近な駅を思えば、私がお世話になってきた東根駅も、昔は駅員のいる駅で、事務室が備えられた造りの駅舎になっている。その近くは住宅開発が進んでいる割に飲食店や商店が少

          【投書】「駅舎をお店にできないか?」(2022-03-26 山形新聞)

          【寄稿】「民主導で『もう一つの成人式』を」(2021-08-19 日本経済新聞)

          【原文】 官民共同チーム「匠」 山本泰弘  私の住む山形市は、今年1月に予定されていた成人式を、新型コロナの影響により延期して5月の連休に実施した。県外在住者はPCR検査で陰性であれば参加できるはずだったが、市は直前に、県外在住者の参加を禁じた。市HPで公開されている市への意見には、「とても悲しい」、「ひどすぎる」、「なぜ再延期しないのか」といった悲痛な声が数多くある。  各地の自治体の中には、満足な形での開催を目指して成人式をあくまで延期するケースもあるが、オンライン

          【寄稿】「民主導で『もう一つの成人式』を」(2021-08-19 日本経済新聞)

          【本】中村逸郎『ロシアを決して信じるな』(新潮新書)#読物語

           筑波大学の名物教授の著書。いかにも国際政治の本っぽいけど、中身はほぼ、沢木耕太郎を彷彿とさせる上質なエッセイ。旧ソ連時代からロシア各地に出没してきた著者と、ロシアの人々そして社会との出会いが織りなす異次元的ドラマが描かれる。  著者が出会ったロシアの人々は語る。  ・・・。正しいタイトルは『不可思議の国のロシア』ではないか。  こんなロシア社会で著者が直面した数々の不条理や悲劇というものは、程度は違えど私たちの人生にもあるのではなかろうか。それでもどっこい生きてきたの

          【本】中村逸郎『ロシアを決して信じるな』(新潮新書)#読物語

          【投書】身勝手な攻撃が「政治」か(2021年11月4日 山形新聞)

          【全文】  選挙期間前のこと。ある政党が、モンテディオ山形の試合会場近くの公道で街頭活動をしていたことを知った。普段政治に縁遠い人にアプローチする取り組みとして、評価すべきことだと思う。  しかし、私がそれを知ったのは、その行動を「チームを政治利用している」と曲解して攻撃するツイッターの投稿によってであった。その投稿は一定数拡散されており、私の知人もその投稿に影響され、その政党がルール違反をしているかのように思ったようであった。  このことから思うに、世の中の少なくない人々

          【投書】身勝手な攻撃が「政治」か(2021年11月4日 山形新聞)

          【現代語訳】政府は天なんかじゃない(原題:「政府は天に非ず」、1880(明治13)年)

          原文:植木枝盛  現代語訳:山本泰弘 〔訳注1:全国の自由民権団体をつなぐ組織として1880(明治13)年に発足した「国会期成同盟」は、片岡健吉・河野広中を代表として、国会開設を求める願望書(請願書)を太政官(立法・行政を司る政府中枢機関)に提出しようとしたが、願望書は受け付けられなかった。〕 〔訳注2:片岡らは、1877(明治10)年に、天皇に国会開設を訴える建白書(意見書)を京都行在所(天皇の滞在所)に提出しようと試み、拒否されている。〕 〔訳注3:1870(明治3

          【現代語訳】政府は天なんかじゃない(原題:「政府は天に非ず」、1880(明治13)年)

          【現代語訳】植木枝盛「教育は自由にしなければならない」 (原題:「教育は自由にせざるべからず」、1880(明治13)年)

          原文:植木枝盛  現代語訳:山本泰弘  今日、欧州各国がこのように開明な社会になっているのは、各種の主義が混在して互いにぶつかり合いしのぎを削り、その結果一つの主義が社会を支配していないことによる。アジア各国の開明は欧州よりはるか前になされていながら、徐々に退歩した結果今日の状態を呈しているのは、結局のところ一つの主義が社会を支配し、他の主義を消滅させたからだ――とは、今日欧米の学者が常に得意気に誇示するところだ。  ゆえに、一国の開明をますます進展させようと望むなら、ま

          【現代語訳】植木枝盛「教育は自由にしなければならない」 (原題:「教育は自由にせざるべからず」、1880(明治13)年)

          【講演】「聖域なき成人式改革 —改革なくしてUターンなし—」(2021-08-08 ローカル・ガバナンス山形研究会)

          2021-08-08 ローカル・ガバナンス山形研究会 会員発表 聖域なき成人式改革 —改革なくしてUターンなし— 山本泰弘 キーワード:公共政策、自治体、Uターン、成人式、官民連携 1.要旨  地元出身の若者が一堂に会する成人式を大胆に改造し、官民連携で、地元を離れた若者にUターンを勧誘するイベントとすることを提案  ⇒資料「成人式大改造!!Uターン促進的ビフォーアフター」  (政府主催「地方創生☆政策アイデアコンテスト」で、全国第4位(協賛企業賞)&東北経済産業局長賞

          【講演】「聖域なき成人式改革 —改革なくしてUターンなし—」(2021-08-08 ローカル・ガバナンス山形研究会)