動画ならどんなストーリーを作れるだろうか。

写真1枚で物語を見せることが出来るなら動画ならどんなストーリーを作れるだろう。

写真と動画の物語性は根本的に違うと思う。
写真は切り取られた1枚の先に物語がありそれは想像という空白が生み出すファンタジーであってその自由さ、空白さが物語の本質にあるのではと感じています。

それは詩と似ている気がするのです。
そして映像は小説なのではないかと。

より自由そうに見える動画はより強制的だとも感じました。
物語を強いるという面で面白さを要求されてしまう。
物語の面白さでは小説には敵いません。

それは時間の制限がなく、世界感は常に読者の想像した理想の世界感で描かれるためです。
しかし動画はどうでしょう。映画には沢山の情報があります。

キャラクターに音楽、そして世界感を作り出す背景、全てのお膳立てが整いすぎているために或る意味創造性という部分では他の媒体よりも狭く作り手の強烈なメッセージとなり賛否両論を生むやすい環境なのだと感じています。

かなりリスキーな媒体ですが、マッチした時の感動は大きく、多くの人の心を動かすのも納得です。

物語として動画ならどんなストーリーを作れるのか。
小説と映画の大きな違いとしてより等身大な姿の人物を描ける点だと感じています。
現実的な物語、感情の機微に関しては映像は圧倒的な部分があります。
役者の名演技には同じように涙を流してしまいます。人情表現の面を活かすストーリー
勧善懲悪の物語よりも、現実的な問題で苦闘し成長する姿が一番映像としては合っているように思えるのです。


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