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蓮ノ空2nd LIVE 千葉Day2の『Runway』で感じた「強さ」

こんにちは。たかはしです。

先日、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜 千葉公演に両日参加しました。
蓮ノ空女学院の単独ライブは初めてだったのですが、全てに圧倒されて立てなくなっているくらいです。
本当は1曲ずつ振り返りたいところですが、それはまた別の機会にやります。

今回は端的に。
Day2の『Runway』で感じたことを書きます。
(Twitterでは収まりきらないのでこちらに書いてるくらいの感覚です。深い考察はありません。)


憧れの綴理先輩に見送られながら飴色の景色を横目にセンターステージへ駆け出していったさやか。
その健気さを遠くから見守る綴理。

素晴らしいシチュエーションで次曲に繋ぎ、いよいよ来るという期待感を持たせてくれました。

迎えた『Runway』。

歌い出してまもなく、1回目。
気を取り直して2回目。さっきより早いところで。

──────────。

何が起こったのかはわかりません。
ただ…推察でしかありませんが…
正直すごく悔しかったでしょうし、すごくやりにくかったと思います。表情から、思わず漏れた声からその心中を察した時、胸が痛くて仕方ありませんでした。



"もしかしたらそのまま進むことだってできたはず"


そんなことが私の脳裏をよぎった瞬間もありました。


それでも、尋常ではないほどの努力を積んできた野中ここなさんにその考えは微塵もなかったでしょう。
その瞬間の最高のパフォーマンスを披露するために、1万人以上の観客が見守る中、一度立ち止まる選択をした。あの状況で自ら申し出る判断力と度胸はただただすごいの一言に尽きます。
一瞬でもあんなこと考えた私、わたし、ワタシ………。


そこから何事もなかったかのようにパフォーマンスを重ねて、迎えた最後のMC。
どんなこと話すんだろう。
もしかしたらすごくマイナス方面なことばかり言うのではないか、と正直不安になりましたが…
その不安はすぐに晴れました。

「私自身皆さんの期待に応えられなかった場面があったんですけど、それは自分にもふがいないというか、さやかちゃんにも申し訳ないし、みんなにも申し訳ないし、見ている皆さんだったり、昨日の自分?披露するまでの自分にもすごく申し訳なかったんですけど…
でもだからといってそこから50%しか披露できなかったとかじゃないんですよ。
フルMAXで皆さんに素敵なものをお届けできたんじゃないかなと思っています。」

最後のMCより

悔しさを滲ませながらも、自分の全力を披露できたという自信。そしてこのコメント。
人間として強すぎませんか…?

村野さやかは、「みんなの期待に応えたい」「重さが欲しい」「誰かの気持ちを背負っていることがわたしにとっての力になる」というアイドル。

そしてこの『Runway』は、ユニット曲が大多数を占める蓮ノ空の中で一際目を引くソロ曲。彼女がスクールアイドルたらしめる理由に全力でぶつかって見つけた答えそのもの。
逃げも隠れもごまかしもできない、自分だけのステージ。欲しかった重さを否が応でも感じながらも、中途半端なものは絶対に見せられない。最高の答えを伝えてみせるという気概に溢れていたのだと思います。全てを踏まえた上で聴くこの部分がとても心に沁みましたし、村野さやか、そして野中ここなさんの「強さ」を一層感じました。

これから巡り合う すべての景色を
輝かすのは私次第だから
もっとためらわないで進んでみせるよ
誰も知らない煌めきにたどり着くまで

Runway 2サビ

夢のような物語を、最高の形で体現してみせた野中ここなさんには心の底から尊敬しかありません。
痺れました。感服です。

口下手ゆえ言葉があまりついてきませんが…
このるりちゃんと同じ気持ちです。

なお、最後のMCで帰るまでがライブーって言い始めた辺りから普段のなっすちゃんが垣間見えてほっこりしました。笑。

(ちなみにこの出来事を全く別の人にしたところ、「かっこいいけど若気の至り。少なからず迷惑かけたはずじゃね?」と返されました。的確で冷静だなと認めつつ、こう伝えてあげたいです。
その「ワガママ」は、さやかが1年かけて手に入れた賜物なんだよ、と。)


そして、客席のことも少し言わせてください。

1回目は会場も沸いていましたが、2回目は観客の中にも戸惑っていた人が一定数いたように思います。私もそうでした。どうなっちゃうんだろう、と。
それでも、出演者とスタッフはもちろん、観客もこの気持ちだけは同じだったのではないでしょうか。

壮大なストーリーを繋いできて迎えたこのライブを
ここで絶対に途切れさせたくはない


声を大にして「がんばれー!」と叫んだ人
ここなコールで後押しした人
ペンライトの光で勇気を届けた人
じっと祈りを捧げた人

みんな正解だったように思います。

みんなで繋いだ、刹那の空白。

好き好きクラブのみなさんの温かみにも触れられた瞬間でした。
(普段はMC中に叫ぶ人はあんまり好きじゃないけどね、この時は例外。)

何が起こるかわからないから楽しい。
そんな"LIVE"の真髄を感じることができてとても思い出に残りました千葉公演でした。
兵庫公演も、その一瞬一瞬が映し出す最高の瞬間を楽しみにしています!

蓮ノ空のこと好き好きクラブ新入部員
たかはし