自分へのインタビュー

Q.「仕事を一言で表すと?」

わたしはときどき、自分にもインタビューする。

ライターという仕事柄、さまざまな人への取材を毎週しているのだけれど、自分がした質問に、聞いた自分は上手く答えられるだろうか?と、よく不安になる。

「次に目指すことはなんですか?」
「これまでの人生で、転機はありますか?」
「忘れられない経験は、ありますか?」

とても難しい質問だと思う。答えてもらうたびに、内容だけでなく、答えられる事実を尊敬する。

自分に取材する理由はなにか?

と、質問されるかもしれない。この回答にも困る。でも、遠くて近い自分という人間のことを、知ってあげるきっかけにはなる。想像以上に、自分は自分のことを知らないから。

話が面白い人は、自分のエピソードの語り方がよくわかっている。話なれているのもあるけれど、自分自身のことをよく理解している。そのためにも、セルフインタビューは便利。

でもたぶん、一番役に立つのは、とっさのチャンスをつかまえるとき。

普段から自分のやりたいことや、仕事の軸が言語化できていると、自分の行動にも芯ができる。優先順位をどうつけるか?どこに投資するか?などなど。

もらえた仕事を片っ端から打ち返すのもいいんだけど、どうせなら、やりたい仕事がやりたいのだ。

最初の質問
Q.「仕事の内容を一言で表すと?」

の、いまのわたしの答えは、

A. 「デザインを伝える仕事」。

あるときにこう名言してから、自分でもすっきりした。書くだけでもなく、展示するだけでもなく、「伝える」という行為を軸にしていこうと、言語化したことで、仕事の幅を広げられた気がする。ちなみに、肩書きはまだ決めかねている。

まだまだ、自分も答えられない質問ばかりだから、答えられるようにしなくちゃなと思っている。noteでなに書こうかな?と考えていたけれど、これをシリーズ化してもいいかもしれない。

この遊びは、一人でいるときも、電波がないときも、いいヒマつぶしになるから、おすすめ。

#エッセイ #コラム

がんばって生きます。