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「呼吸法」にかんじる西洋と東洋のちがい。

2020年からはじめた合気道とヨーガをやっていてよかったと思うことは「呼吸と動きの関係性」を体感できたこと。(合気道は1年半、ヨーガは3年で通うのをやめた。もうすこし落ち着いたら「韓氏意拳」を再開する)



西洋と東洋の違いなのか?

西洋のトレーニングでも呼吸法は存在していて、書籍にもなっているものもあれば、海外の理論が日本に輸入され普及しているものもある。その全てを体験したわけではないけど自分なりに違いを感じる。

西洋の呼吸法は、
「呼吸エクササイズ」としてプログラムされていて、エクササイズのレベルを上げてゆくと徐々に「呼吸+動き」になってくるけど、それが全身運動だとしても部分的な印象をうける。

呼吸は呼吸、動きは動きで明確に分かれていて、それを合わせたもののように感じるんですよね。

それに対して合気道やヨーガは、呼吸法そのものの鍛錬は西洋のトレーニングと同じように存在しているけど、それ以上に、動きの中に呼吸を扱うことが自然と入っているから呼吸の能力も自然と上がってゆく。
これは経験してみないとわからないことなんじゃないかと思う。



似て非なるもの

西洋と東洋の呼吸法のいずれも、身体にはそれなりの影響がでます(いい意味で)。だから好みとか身体の感覚に合うかどうかの問題かもしれません。

その上で自分なりに思うところは、
「動きに呼吸を合わせる」
ことがいいと思っています。

これを逆にした
「呼吸に動きを合わせる」
と、おそらくうまくゆかないんじゃないかなぁ。


それはなぜか?


普段している呼吸は、ほとんど無自覚に「吐く、吸う」を繰り返しています。

「呼吸に動きを合わせる」と、
落ち着いた長い呼吸をしている場合はいいですが、短い呼吸をしている場合は、当然その呼吸に合わせて動きが早くなります。早くなることで動きが雑になるため内容が悪くなる。


一方「動きに呼吸を合わせる」は、
動きが速かろうが遅かろうが、
動きに呼吸を並走させるような感じでおこなう必要があるため、呼吸をコントロールすることが求められます。
動き+呼吸の二つに意識を払う必要がでてきます。(実際には二つ以上に意識を払う必要がありますがイメージしやすいように)

呼吸に動きを合わせる方も「呼吸+動き」に意識を払うはずなのに体感は全然違うものになるんですよね。
不思議。





「動きに呼吸を合わせる」と、
集中力を必要とするため自然と集中力も養われます。
私が主宰しているヨーガクラスでは、この動きが自然と組み込まれているので、つづけてゆくとおそらくこの文章の意味がわかると思います。
気になった方はお申し込みの上、足を運んでみてください。


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