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甲子園で一番好きな試合の見方が変わった話

2023夏の甲子園も準々決勝が終わり残りは3試合となりました。
仙台育英ー神村学園
慶應ー土浦日大
この4チームから今年の日本一のチームが決まります。

小さい頃から野球をやっていて毎年甲子園を見ていてこれぞ「高校野球の醍醐味」と思っている試合があります。

2010年(第92回)夏の甲子園1回戦仙台育英ー海星(島根)です。
この試合は山陰のジャイアンこと後にソフトバンクにプロ入りする山根投手擁する海星高校が注目校の一つでした。

3−5と海星高校2点リードで迎えた9回表仙台育英の攻撃は1点を返しさらに2アウト満塁と海星高校白根投手を苦しめます。
バッターは今日ノーヒットの2番日野選手。
初球を打ったあたりは平凡なセンターフライ。しかし、このフライをセンター本田選手が落球。一気にランナー2者が生還し6−5と仙台育英が土壇場で試合をひっくり返します。

9回裏2つのデッドボールで2アウト12塁と逆転サヨナラのランナーを置いてバッターは1番現阪神タイガースの糸原選手。フルカウントでランナー自動スタートし、糸原選手の打球は左中間への大きな当たり。
左中間を抜ければ再逆転サヨナラ勝ちとなっていた打球をレフト三瓶選手がダイビングキャッチして試合終了。6−5で仙台育英が大逆転勝ちしました。

一つのアウトがたった1点を取ることがとても難しく、最後の最後までわからない甲子園大会の面白さが凝縮された試合だと思います。

この試合から13年。ABEMAのしくじり先生で白根投手がこの試合の裏側を語っていました。当時センターフライが上がった時点でガッツポーズをしてしまい、センターが落としたことでネットに叩かれまくった白根投手の試合の裏側を聞いて180度試合を見る目が変わりました。

たった1プレーの裏側にこんなストーリーがあるとは。
今年も残り3試合ですが裏側には壮絶なストーリーがあるものですね。

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