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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#79

「エイジレスで定年のない働き方」の実現をサポートする中高年専門ライフデザイン・アドバイザーの木村勝です。

キャリアの棚卸が必要な理由

今50歳、60歳のサラリーマンは、(大学卒業の場合で)それぞれ28年間、38年間もの社会人経験を積んできています。

「自分のキャリアなんてどこでもある平凡なもので全然売り物にならないよ」、日本のサラリーマンは謙虚で控えめが美徳ですので皆さんこう言いますが、とんでもありません。

シニア世代の皆さんは、終身雇用制という長期でのじっくり時間をかけた素晴らしい人材育成方法により、奥深いノウハウや知識を蓄積してきました。

また、新卒一括採用という同時スタートの入社同期や独身寮での先輩・後輩関係の中で、濃密な人的ネットワークも形成してきています。

オペレーションがどんどん外注化される現在に比べて、実務の現場で先輩から6ゲン主義(現場・現実・現物+原理・原則・原点)で実務を叩き込まれてきたのも今のシニア層世代です。

こうしたシニアの眠った資源を掘り起こして「見える化」するプロセスがキャリアの棚卸です。

皆さんも決算時または在庫整理時に、その時点で在庫となっている一切の商品や原材料の種類、数、品質(保管状況)を調べ、その価格を査定するいわゆる棚卸をしたことがあると思います。

それを今あなた自身に身についているスキル、知識、経験、資格、ノウバウ、マネジメント力など保有するすべての自己資産に対して「キャリアの棚卸」を行います。


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