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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#55

「エイジレスで定年のない働き方」の実現をサポートする中高年専門ライフデザイン・アドバイザーの木村勝です。

【事例】社外セミナーで学んだ同期のつながりがセーフティネットになった事例

Gさんは、中小企業の総務部で長年人事・総務を担当。大企業のように法務部門があるわけでなく、法改正があると自分のアンテナで情報を仕入れ、就業規則や制度改定に対応してきました。

その際に特に参考になったのが、人事専門研究所等が主催する法改正セミナー。

何度か参加するうちに毎回顔を会わせる他社の人事担当と顔なじみになり、名刺交換をきっかけにお互い情報交換もするようになりました。

数年後、50代後半でインディペンデント・コントラクター(IC=独立業務請負人)として独立し、退職&独立の挨拶状を送ったところ、業務委託での人事業務サポートの可能性を打診されることに。

話を聞いたところ職場の核となる女性係長が育児休業を取得し、1年間お休みとのこと。

育児休業終了後は当然復帰の予定であり、雇用での対応ではなく1年間という期間を限定してのサポートをお願いしたいとのことでした。

【解説】
長年の付き合いで実務能力・人柄は十分わかっていたので、即戦力として業務委託の依頼があったケースです。

まさに長年の付き合いがセーフティネットになり、独立当初の業務安定につながった事例。

結果的には1年後の女性係長復職後も別の新規課題サポートを依頼され、現在も関係は継続中です。

ベンチャー企業、中小企業における人事・経理・総務などの専門領域の人材不足は慢性化していますが、1人を採用するほどの業務ボリューム、労務費的な余裕のない会社が多いのが現実です。

そうした企業にとって、「期間と仕事」を限定してサポートしてくれるインディペンデント・コントラクター(独立業務請負人)は大変重宝な存在

労務費ではなく経費として処理できることも部署としてはメリットです(業務委託の場合、契約決定の当事者が人事部ではなく、その領域の実務責任者が業務発注の決定権者になっているケースが多い。)

この事例でもサラリーマン時代からの長年の付き合いを通じてGさんの実力、人柄は十分承知済だったため、スムーズに業務サポートが開始でき、独立当初の経済的な不安定さの解消にもつながりました。

セミナー参加が図らずも同職種での人脈形成になり、独立後の仕事受注につながったケースです。

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