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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#24

キャリア理論でもシニア期のマインドセットは重要と考えられている

心理学者のユングが唱えたライフサイクル論(人生の正午)という理論があります。(下記図:ライフサイクル論)

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ユングは、人生を一日の太陽の運行になぞらえて考え、40歳を人生の正午と考えました。

人生の中間地点(人生100年時代の今は50歳という年齢がそれにあたるかもしれません)で今までの会社での地位や賃金といった目に見える「外的達成」からいきがい・自分なりの仕事への納得感など目に見えない「内的充実」に生き方の重点をシフトしていく必要があります。

このプロセスがうまくいかないと次のステップである老人期にうまく移行することができず人生最大の危機の時期を迎えるとユングは言います。

今仕事が順調で同期の中でも一番手で出世している人にはいくら「将来キャリアが重要」といってもその本人には決して響かないのです。

しかしながら、いつかは拠り所とする会社との縁も定年あるいは定年再雇用期限の到来といった形で切れてしまいます。

このコラムをお読みになっているあなたにとって「今が人生の正午」なのかもしれません。

先述のような人生における何かしらの節目にご自身が遭遇されている方、あるいはいいようのない将来への不安感を覚えている方もいらっしゃると思いますが、ぜひ今がチャンスと捉え、このコラムの後半で解説させて頂く自律的キャリアデザイン術を実践頂ければと思います。

1. 人生の節目(不遇な時期こそャンス!)を逃すことなくチャンスとして捉えること

2.その節目で一度立ち止まってキャリアの棚卸しを行うとともに、将来の方向性を見定めること

3.その方向性に従って着実にやるべきことを愚直に実行すること

この3ステップこそが将来に続く「働けるうちは働くため」のキャリア実現のポイントです。

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