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香港旅行のあれこれ(2024年版)

 キューバ旅行の興奮冷めやらぬ中,完全に海外旅行熱に火がついてしまったので,香港に行ってきた.水曜日に予約し金曜午後から月曜にかけての思いつき旅行.本記事はまたいつか行きたい(というか行くと思う)香港旅行についての備忘録.

航空券

香港エクスプレス

 Trip.comで予約.色々比較してみたがホテル+航空券のセットで買うのが一番都合が良さそうだったので,セットで予約した.

 フライトは往復ともに香港エクスプレス.LCCということで機内持ち込み手荷物の重量制限が厳しく,色々工夫をした.

 2024年3月現在,香港エクスプレスの機内持ち込み手荷物に関する制約は以下の通り.

お1人様、機内手荷物1個と身の回り品1個を含む2個までお持ち込みになれます。

機内手荷物
機内の共有収納棚に収まるように、
56 (縦) x 36 (横) x 23 (高さ) cm (22 x 14 x 9インチ)以内のサイズ、重さは7㎏以下が規定容量です

身の回り品
小さめのハンドバッグ、パソコン用ケース、小さめのリュック、カメラケース、
ブリーフケースなどが対象で、 前の座席の下に収納できるよう、
40 (縦) x 25 (横) x 20 (高さ) cm(15.7 x 10 x 8インチ)以内のサイズに収めてください

https://www.hkexpress.com/ja/plan/travel-information/baggage-information/carry-on-baggage/

 ポイントは「機内手荷物」および「身の回りの品」の2つを持ち込めること,および重量制限があるのは「機内手荷物」のみで「身の回りの品」には制限がないことである.

 つまり「小さいが重いもの」,例えばカメラやモバイルバッテリーなどは「身の回りの品」の方に入れれば良い.自分はこの手法で7kg制約をクリアした.このあたりは香港エクスプレスの制約が比較的緩く,「2つ合わせて7kgまで」としているLCCのほうが多いと思うので,他のLCCを使う場合は気をつける必要がある.

 実際は往路成田・復路香港国際,ともに荷物の重量やサイズの厳密な確認はなかった.窓口でのやり取りを盗み見るに,「手荷物が2つに収まっていること,およびうち1つは前の座席下に収まるサイズであること」くらいしか気にしていないように見えた.この「1つ(身の回りの品)は座席下に収納すること」は敢えて伝えられている人も見かけたので,どさくさ紛れに頭上の収納に突っ込むと機内でも注意されると思われる.

 往路はa321neo,復路はa320neoだったが,LCCってこんなにシートピッチ広かったっけ?という感じだった.気の所為だと思うのだが,この前のアエロメヒコより断然広く感じた.

 Trip.comでパッケージで予約した場合はオンラインチェックインは使えないようだったが,復路香港国際ではセルフチェックイン機を使うことができた.まだ窓口でのチェックインが開始しておらず,フラフラと歩いていたらスタッフのおじさんが「Hello! Where is your destination?」と訪ねてきて「Tokyo Narita!」と答えたらセルフチェックイン機を使えることを教えてくれた.

 「教えてくれた」どころかチェックイン操作もほとんど代わりにやってくれたのだが,本来私が見ないといけないであろう「機内にこれこれのモノは持ち込んじゃあかんで!」みたいな注意書きのページも掟破りの地元走りのようなボタン連打で先に進めてくれた.ええんかそれで.

ホテル

前述の通り予約はTrip.comで航空券とセットで確保.宿泊したのは「The Empire Hotel Hong Kong - Wan Chai」.湾仔にある4つ星ホテルだ.

今回のホテル選びのポイントは以下.

  • エアポート・エクスプレスの駅からのアクセスが容易であること
    ⇒往路が金曜の午後発で着くのが若干遅い時間ということもあり,早々にホテルになだれ込んで休みたかった.

  • 香港島であること
    ⇒ビクトリア・ピークで夜景を見たいと思っていたので,夜景を見終わって帰りやすい香港島のほうが良いと判断.

枕元にQi対応充電器がある!

さすが4つ星ホテル,必要最低限の設備はあり,加えて海外のホテルには珍しく歯ブラシも備え付けあり.しかもブラシが硬いものと柔らかめのものがそれぞれ.

一番うれしかったのは枕元にUSBおよびQi対応の充電設備があったこと.変換プラグを1つしか持っていないので,充電の取り回しには苦労するかなと思っていたのだが,これによりスマホ2台,タブレット,カメラを一晩で無理なく充電することができた.

ただ,部屋のWi-Fiはめっちゃ遅かったので評価は☆1つです(辛口).

現金・支払い方法事情

モバイルオクトパスカード

今回の旅行では日本円の「両替」は一切しなかった.

まず,事前に「Octopus for Tourists」をインストールしてチャージ.「オクトパスカード」は香港の交通機関や買い物で使えるICカードで,そのモバイル版.日本人にとってはモバイルSuicaと同じようなものと思っておけばイメージできる.

特に困ったポイントはなかったが,唯一,三井住友VISAでチャージしようとしたところ決済が通らず,AmazonMasterでチャージしたところ成功した.少しクレカマニアっぽい話になるが,両方ともイシュアは三井住友カードなので,違いといえば国際ブランド.VISAではチャージできないってこと……?という推測が成り立つが,それもちょっと変な話(JCBとかならともかく).とにかく,チャージできなかったら手持ちの複数のカードを試してみると良いと思う.

話を戻すと,今回の旅行ではこの「モバイルオクトパスカード」で支払えないシーンはなかったので,極論現金がなくてもどうにかなったと思われる.ただ話を聞く限り「お粥屋さん」では現金しか使えないところがあるようだ.

で,現金のほうはといえば,空港のATMで人生初の海外キャッシングをしてみた.おおよそオクトパスカードで支払えることは推測できていたので,本当に最低限だけ引き出すつもりだったのだが,最低500香港ドルからしか下ろすことができず,泣く泣く500香港ドルをキャッシングした.

海外キャッシングで現地通貨を手に入れるのは初めてなのだが,後日帰国後に明細も見たがレート換算しても両替するのと大差なく,こちらのほうがお手軽なので今後は積極的に海外キャッシングしていきたいと思う.

なお,今回はあまり使わなかったのだが,メトロやトラムではVISAタッチも使うことができる.更に今回自分が行った店に限っては,すべての店でクレジットカード対応しているようだったので,極論オクトパスカードすらなくても何とかなったかもしれない(ただしバスは非対応).

インターネット

当初はキューバ旅行でもお世話になったAiraloを使おうと思っていたのだが,色々考えた結果,KKDayで以下のeSIMを契約した.

【22%割引】中国 / 香港 / マカオ eSIM予約 VPNなしでGoogleやLINE使用可能(中国 香港 マカオ)
https://www.kkday.com/ja/product/135627-china-hong-kong-macau-esim

何故Airaloを使わなかったのかだが,「途中で香港に飽きてマカオに日帰りで行くとなった場合,eSIM契約追加するのが面倒」という理由である.KKDayで見つけた上記のeSIMだと,香港に加えてマカオや中国本土でも使えるとのことで,マカオプランBにちょうど良かった.

なお実際の使用感だが,上記の「香港でもマカオでも使える」という仕様が悪さをしたのか,3日目に突然ネットワークに接続できなくなり,調べたところ掴んでいるキャリアが誤ったものになっていた.設定を変えて復帰したが,あまり初心者向けのSIMではないかもしれない.

それ以外の点では特に困ったポイントはなかった.KKDayについては以下のリンクから登録すると400円分のポイントを獲得することができる,と同時に私に600ポイント入るようなので,「お前に600ポイント渡すのは気に食わない」という方は上記のリンクなりググるなりしてKKDayを使っていただければ良い.
https://www.kkday.com/ja/i/MLNXLB?cid=10106&p=link

Airlaroについては以下を参照.インターネット最難関と思われたキューバでも事故なく使えたので個人的には完全に信頼しきっている.香港のみだったらAiraloを使ったと思う.

混雑を避けて100万ドルの夜景を見に行く

バスで来た

100万ドルの夜景を見に行くならピークトラム!と言いたいところだが,非常に混雑するらしい.「乗ること」自体を楽しみたいのであれば,事前予約するなりして(それこそKKDayとかが使えるらしい)回避すればよいが,自分はピークトラムに興味はなかったので,バスでビクトリア・ピークを目指した.

中環が始発で,金鐘や湾仔を経由する路線バスで,多くの観光客はピークトラムに集中するからか,空いていて快適だった.

ただし,運転がありえないくらい荒くて,山道ですらガンガンにスピードを出すのでちょっと酔ってしまい,到着したときはもう吐きそうだった.あと10分乗っていたら吐いていたと思う.酔いやすい人は気をつけたほうが良いと思われる.

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