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回転木馬とエッフェル塔

今夜は、僕が描いた二枚のクレパス画を、ご紹介させていただきます。

今はなき流星堂の裸電球の灯りの下で、夜な夜な描いたクレパス画を。

と言っても、もう随分前に描いたので、当時の記憶があいまいですが、

どちらの絵にも、くっきりと、回転木馬とエッフェル塔が見えていて、

エッフェル塔の向こうには、青く鋭い三日月と煌めく星も見えていて、

その向こうの夜空には、当時の僕の淋しさや、孤独も垣間見えていて、

僕はこの絵を見る度に、当時の僕を思い出し、胸が切なくなるのです。

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あの当時、僕は孤独を抱えながら、ずっと何かを探していました。

その何かとは一体何か?それは、僕の居場所だったような気がします。

あるいは、チルチルミチルが探していた、青い鳥だったのかも知れません。

いずれにしても、そんな孤独が、僕の創作の糧であり、パワーの源だったのです。

そんな孤独は、いつしか僕を、憧れのパリにまで連れて行き、個展を開催させました。

そして今、僕は僕の居場所を見つけ、妻や猫との暮しの中で、ささやかな幸せを感じています。

それだけではなく、平凡な日常の素晴らしさや、絵を描くことの楽しさや、それから、猫の可愛さも^ ^


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