《トップ画像はHONDA公式サイトからお借りしました》

Honda Motorcyclist School（ホンダ　モーターサイクリスト　スクール）をご存知でしょうか。略してHMSと呼ばれています。

公道を安全に走るため、バイクを思い通りに操る術を教えてくれる楽しいスクールです。

例えば、三重県の鈴鹿サーキットに隣接している鈴鹿サーキット交通教育センター（以下、鈴鹿）でも、毎月たくさんのスクールが開催されています。

スクールの参加費用は、鈴鹿の場合14,850円なんですが、バイクを借りられるので転倒を気にせず練習することができて、ヘルメット（トライアル用「ARAI ハイパーT」）や全身のプロテクターも無料でレンタルが可能、そして朝の10時から夕方の4時までみっちり走り込みができるという事を考えると、これはかなり安いと言えると思います。

さて、鈴鹿で開催されるHMSには段階がありまして、最初は「1st 中級ツーリングライドチャレンジコース」から参加する事になります。
（初級タウンライドチャレンジコースというコースもありますが、これは街中を走るのに不安があるという方のためのコースで、バイクの基本的な操作から教えてもらえます）

1stに参加したら、次は「2nd 中級スポーティライドチャレンジコース」を選ぶ事ができ、さらに2ndに参加した後は「3rd 中級テクニカルライドコース」に参加する事ができます。

実は1st、2nd、3rdともカリキュラムは全く同じです。

まずブレーキングの練習、そして教習所でもお馴染みのパイロンスラローム、最後にパイロンで形作ったコースを走るコーススラロームの３つです。（順番は変動あります）

主な違いはコーススラロームの難易度になります。上に行くほど、コースが複雑で細かくなります。

個人的なオススメは、2ndの“少人数”コースですね（通常だと22名定員のところ、少人数コースは8名定員なのでガッツリ走り込めます）

しかし、これらはあくまでも練習なので、上達の度合いを数値で客観的に測ることができません。

そんな時、役に立つのが「セーフティスキル検定」です。

これは全国4ヶ所のホンダの交通教育センター【レインボー浜名湖】【埼玉】【熊本】【鈴鹿】で行われているもので、同じコースレイアウトを用い、同じ基準タイムで1級〜10級までの級を判定するものです。

セーフティスキル検定の開催は3月、6月、9月、12月の年４回。

なお、1年以内に同じ交通教育センターのHMSに参加した事のある人だけが参加することができます。

種目は教習所でもお馴染みの一本橋、10本の直線パイロンと6本のオフセットパイロンを組み合わせたコンビスラローム、そしてパイロンで作ったコースを走るコーススラロームの３つです。

ちなみに、選んだマシンによって基準タイムの差は設けられず、全て一律です。

〜つづく〜