東北復興の検証はじまる

 22日に、東北復興政策の検証をおこなうワーキンググループの初会合が開かれ、報道されています。

 私はこの会合の構成員に就任しており、秋池玲子座長、増田寛也座長代理といった皆さんとともに議論に加わりました。

さて、この会合の関係資料は即日復興庁が公開していますので、関係する方はご覧頂ければと思います。

この会合の概要は下記の通りです。

■趣旨
 東日本大震災からの復興に向けてこれまでに実施された復興施策の進捗状況を把握し、その効果を検証することにより、復興期間における復興施策全体の総括を行う。
■体制
(1)復興の各分野(①被災者支援、②住まいとまちの復興、③産業・生業の再生、④原子力災害からの復興・再生、⑤「新しい東北」の創造)ごとの総括
(2)主要な事業についての効果検証
(3)得られた教訓の取りまとめ

 昨日も報道があったように、復興庁は2021年以降も引き続き存続する流れがあります。そこでどのような機能を、いかなる財源で継続するかが論点であり、この総括ワーキンググループの議論を通じて、2021年以降、東北復興において必要な役割が提言されることとなります。
 私としては、「住宅再建後のコミュニティ形成をいかに進めていくか」「復興需要をこえて、いかに地元事業者が継続して雇用拡大を果たせていくか」「東北復興を民間の立場で支えていく非営利組織をいかに発展させていくか」といった観点で、これまでとこれからの復興を考えていきます。

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