小説/ふれあい緑道 第1話

春の緑道を歩く二人。それはとても朗らかで美しい道のり。太陽は柔らかい熱を肌に与え、その刺激が気分を高揚させる。どうしてこの場所にたどり着いたのだろう。いくつもの可能性を経て、なぜ二人はこの道を歩くのだろう。
人生とは不思議なものだ。君と出会ってからの日々があっという間に過ぎていく。幸せに包まれ、穏やかな時の流れがむしろ早く感じる。出会ったのは遠い遠い、今ではもう思い出せないくらいに昔のことなのに、遠ざかるほどに出会いの頃が鮮明に思い出せる。きっと縁も宇宙も、森羅万象は円環のように繋がっているのだろう。
だから失うことは怖くない。その先にまた、きっと君との出会いがあるのだから。

初めてあった頃、君は本当に可愛く、そして美しい目と柔らかな栗毛色の髪をしていた。初対面だというのに、君は私の手を握って頰を赤らめた。その瞬間からきっと君のことを誰よりも深く思うようになってしまったのだろう。次はいつ会えるか。そんな思いが日に日に増していく。会えないときは写真を何度も眺めた。

つづく


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