未成年者の自殺死亡率最悪…親子関係や進路に悩み

7/16読売新聞より
政府は16日午前、2019年版「自殺対策白書」を閣議決定した。18年の自殺者数は2万840人で、9年連続減少した。前年から481人減り、37年ぶりに2万1000人を下回った。人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺死亡率は、1978年に統計を取り始めて以来、最も低い16・5だった。ただ、19歳以下の未成年の自殺者数は前年より32人増えて599人となり、自殺死亡率は2・8と、78年の統計開始以来最悪だった。
原因を分析したところ、小中学生の自殺の原因は「親子関係の不和」「家族からの叱責」など家庭問題が多かった。中学生以降高校生、大学生になると「学業不振」「進路に関する悩み」「うつ病」などが目立った

子供を持つ身として、そして自らも自殺未遂をした過去がある者として、とても心が痛みました。
以前は自殺者が年間3万人を切れなかった日本が、今や1万人も減らせたことはとても嬉しいことです。
会社や社会全体的に、うつ病などのメンタルヘルスに理解が深まったことや、心療内科等への通院加療などが広がったことが主な主因のように私は感じます。

そもそも自殺者は何故自殺するのか?
医学的には自殺者の脳には「セロトニン」という脳内伝達物質が、通常の人よりかなり少ないことが知られています

そして「セロトニン」等の脳内伝達物質のバランスが崩れて起こる代表的な病気がうつ病です。
セロトニンが少ないだけではうつ病とは認定されませんが、慢性的に少なければ病として認定され、一時的に恋人や親しい人を亡くした等で激しい落ち込みを感じることは「うつ状態」とされます。
それは誰が経験してもとても落ち込むものであり、時間の経過とともに回復するため、その場合は病ではない、という判断のようですね
そして、人間は根本的には死にたくないと思うのが本能
それを乗り越えても死にたいと思う程苦しんでいる状態というのは、うつ病、もしくはうつ状態であることがほとんどであると考えられます

そしてうつ病やうつ状態であっても、セロトニンの量が減ることがわかっています(これは脳を割って分析できないので、セロトニンを増やす薬を飲むと改善されることから、セロトニンが減っていたんだという逆算的な方法での証明)
簡単に言えば、脳内伝達物質のバランスを崩すほど頑張りすぎてしまった、悲し過ぎる出来事が起きてしまった、ということなんだと思います

実際…自分も本気で死のうとした時、やっぱりあの時の自分は異常だったと思い返して思います。
だから、あの時既遂にならず、家族が見つけてくれて、未遂に終わって、そして今こうして生きていられて、本当に、家族には迷惑ばかりかけて感謝の気持ちで一杯です。
なのに私の妹は、いつも「りおなちゃんがああやって大変な状態だったことを傍にいて経験したお陰で一杯勉強させてもらった」と言ってくれるんです
家族っていいなって思います

でもウチだってただただ安穏と平和だった訳ではなく、とても苦労した家でした
父が家庭内暴力、そしてお給料のほとんどを小遣いにしてしまい母が働かざるを得なくなり、ローンと私たちの学費のほとんどを母が必死に稼いでくれたという経済的暴力
これだけ言えばだいたいもう具体的なことは言わなくてもいいでしょう
だから私は結婚したら絶対にシェルターのような、平和な家庭を築くぞと絶対的に心に決めていました。

…何が言いたいのか散漫としてきました(苦笑)

とにかく未成年の、まだ未来ある子供が自殺する社会、未成年だけでなくまだまだ多くの人たちが自殺するような社会はまだまだ改善の余地があると思います
未成年者の自殺で…その親御さんの気持ちを考えると、頭がおかしくなりそうです
だから自分の周り、自分の知り合い、家族、誰かが苦しんでいたら、手を伸ばせる人間でありたい
特に、未成年の子が死ぬのだけは本当に阻止したい
心を救うことができるのは、心だけだと思います

でも日本社会の全体が、特に働いている大人が特にもう会社の奴隷にされ過ぎてて疲弊しきっている
これがまず根本的に色々な問題を生んでいます。

心を持って救いたいと思っても時間的・体力的余裕がなかったりとか
政治に関しても疲れてるから帰宅後は難しいことは考えたくないとなってしまって政治がお金持ちの遊び場になってしまっている現状とか
世界幸福度ランキングでいつも底辺なのはそこらへんがまず問題で、課題なんじゃないかと思います
もっとゆるりと生きられる社会になればいいなって思います
そうしたら解決できる問題がもっともっとあると思います

もし心に響いたならば……投げ銭のひとつやふたつやみっつやよっつ!!よろしくお願い致す!(笑)