児童相談所の役割について考える・追記

6/28追記
このアカウント自体が消されていて実際の文章が読めなくなっています。
アカウント名で検索してみたら、なんとこのアカウントは4月頃まで普通のツイート(しかも若干下ネタ気味な)をされており、子供を拉致されている親がツイートするような内容ではないツイートがされていた、と他のTwitter利用者さんから写真付きで指摘されてからアカウントごと削除した模様です
https://twitter.com/tokuteigairai/status/1144122414650937344
https://twitter.com/YOKOCHAN_JAPAN8/status/1144230484819378177
その為内容が虚偽である可能性が高くなり、この記事は意味をなさない可能性が高くなりました。一生懸命考えて法律的解決などを検討したのですが、大変残念です。

ただし、寄せられているリプライ等を見ていると、やはり児相の過剰反応によって子供に会えなかったり、親に会えなくなったりしたという経験がある方が相当数いらっしゃるようなので、やはり結論としての「児相は特権を与えられているからこそ、慎重かつ適切な判断が必要である」ということに変わりはないようです

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こんなツイートがリツイートされてきまして、読みました

https://twitter.com/8001Zinc/status/1143848484086226944

要約:2歳11か月だった息子がいるが、自分で体温をコントロールするのが難しい体質の為、体温や室温に気を付けながら保育。ある日息子の体温が急速に下がり緊急搬送。その時病院から虐待を疑われ、児童相談所へ通告。3日後息子の体温は正常へ回復。
しかし児相から一時保護すると通告される。理由は「病院側から原因がわからないから返さない方がいい」と言われたから。
その後原因が判明。息子が使用している障害を抑える薬が5歳以下は使用不可だった。そのため副作用として低体温が発生した可能性があると。そして児相にそのことを伝え相談に行くが、病院のカルテが必要と言われる。しかし、病院はカルテ開示を拒否。(カルテ開示拒否は違法らしい/筆者未確認)それを児相に伝えたら「何もわからないので保護継続」と言われる。一か月後「これ以上話し合ってもきりがないので裁判にするか、息子さんを2年施設に入れるかどちらかを選べ」と言われる。その際に「施設に入れれば面会時間内なら毎日でも会えるし家から近い場所を探します」と言われた。弁護士に相談したが、裁判の勝率は2割未満と言われ泣く泣く施設保護を選択。しかし、その後一切面会を希望しても会えず、場所すら教えてもらえず。今年2月に緊急搬送してから現在まで息子に会えていない

最初読んだ感想としては、児相の過剰反応かなぁ~という感じ。

この件を少しだけ法律的に考察してみると、児相の役割は子供の保護・福祉。そして、唯一絶対の権利である親権から、子供を守ることができる機関です。
親権というのはかなり強い権利で、子供が何も判断ができないから代わりに親が適切な法的判断等をしてあげるもの、ではあるものの、子供のためとなれば裁判でない限り親権を奪うことはできません=親権があるから虐待されているとわかっていても裁判に勝たないと親権はく奪をして保護することができません
そのため、児相というのは子供の保護福祉の趣旨のもと、唯一裁判を経ないで即日保護ができる子供のためのスーパーマン的役割をもっています
とはいえ児相も人間がやっていることなので、虐待から子供を守り切れず、何件もの子供の虐待死を産んでしまっている現状、少しでも怪しければと過敏になってしまっている状況があるのやもしれません

また、このご家族の家族構成がツイートではわからないのですが、仮に再婚、息子さんが女性の連れ子だったという場合、児相は結構過敏になると思います
何故なら、連れ子が虐待されるケースがとても多いからです
何故連れ子が虐待されやすいのか?それは本能にまで原因をさかのぼります
サルはハーレムを作り、強いボスの子をメスは産み育てます。前のボスとの間にできた子がいた場合、新しいボスに代わった時、そのメスは前ボスとの間にできた子をネグレクトするんです。新ボスからの虐待もあるかもしれません
メスはそうやってある意味自分を守って、新しいボスの下生きていく道を本能で選びます
新ボスからしたら、自分の子ではないので特に愛着もないでしょう
そういう本能が、今の人間にも受け継がれている可能性が指摘されています。
そのため、仮にそういう環境であった場合、息子さんの保護に対する児相の過敏反応というのは若干理解ができます。
そしてかといって、児相から「貴方たちは再婚で、この子は連れ子だから虐待の可能性が高い」なんてご本人には直接伝えることはないでしょう
しかし児相の会議などでは必ずリスクファクターとして取り上げられるとは思われます

ただし本件のツイートの方の息子さんへの愛情の様子を伺っていると、ツイートを書いているのはパパで、そのパパがちゃんと愛情を持っていることが文面からも伝わってくるので、上記環境であったとは考えにくいと思います


ただ、本件は弁護士にも相談していることもあり、児相がリスクと感じている条件などがあった場合、それを弁護士が見つけ指摘していると思うんですよね
また、ママがしっかり育児記録をつけていて、1日の睡眠時間、栄養摂取量、体温を記録していたこと、室温を必ず一定にしていたことなど物的証拠(室温については常時エアコンを使っていたのであれば月々の電気料金からウラが取れそうだなと思い)、があるにも関わらず、虐待の疑いがなかなか晴れない原因がわかりません

あともう1つ疑問点なのが、確かに父親からの情報しかないとはいえ、何故弁護士が勝率が2割未満と判断したのか。
児童相談所に関わる判例は私もちょっと無知でよくわからないのですが、裁判官の心証として児相の判断に傾きやすいというようなことがあるのでしょうか・・・・。
仮にこの父親のツイートが客観的事実だった場合、勝てる気がしちゃうんですけれどねぇ
まず裁判で病院から強制的にカルテ開示をさせて、何故児相がそういう判断に至ったのかをお父さんお母さんは裁判という過程からでもいいから知った方がいいと思います
そして、更にセカンドオピニオンとして他病院にかかり、その診断書を提出してもらったりとか。

弁護士が裁判をするか悩んでいる両親に対して「裁判に負けたら最低2年、最悪一生息子さんに会えないと思います」と言ったら、裁判という選択は親だったらできないでしょう
そういう意味でも、弁護士のセカンドオピニオンも必要かなと思います
法律の世界は本当に色々な考え、意見がありますし、弁護士の先生ごとに得意不得意分野がありますので、児相関係に詳しい弁護士の先生のセカンドオピニオンを聞くのも重要かと思います


子供の顔を常に側で見ていたいと思うのは親心として当然のこと。
虐待から子供を守ることを使命として特権を得ているとはいえ、それゆえ更に児相は適切な判断をすることが常に強く求められます
DVをする親の話を全部いちいち聞いていられないという児相の気持ちはわかりますが、本件の場合は虐待かどうかも確定的ではない。虐待の痕跡(アザ、ケガの跡)もなければ、子供は特別な体質の子供です。突然不思議なことがあってもおかしくはなく、現在の医学なんて完璧じゃありません。
そのため、児相がどうにも明らかにDVだよな、と考えてこのご両親に対応しているように見受けられるため、そうじゃない場合、ということも考慮に入れてしかるべきだと思うのですが、病院のカルテや報告からよっぽど虐待と確信できる何かでもあったのでしょうか?
子供の可愛い時間、一日一日一緒に過ごすことは親としての幸せ以外の何物でもないと思います
この件が一日でも早く無事解決に至ることを願ってやみません

もし心に響いたならば……投げ銭のひとつやふたつやみっつやよっつ!!よろしくお願い致す!(笑)