見出し画像

#144 眼鏡!メガネ!めがね!

 そうそう捨てたりはしないため、振り返ればずいぶんと増殖させてしまったものがある。

眼鏡が増えていく

 ある時には壊れて、あるいはフレームが剥げたり傷だらけになったりして。それとは別に、セールに乗せられて。あるいは度数を変えたくて。まあとにかく、いろいろと理由をつけては眼鏡を買うわけだ。

我が家のめがね艦隊

 いちばん手前の、アンダーリムの眼鏡。漫画やアニメのキャラクターがよくかけているタイプだが、そもそもあれは目の描写を優先するためにフレームの上部を描かないことが技法として定着したのであって、こうした形状がポピュラーだった訳では決してなかったように思う。

 漫画やアニメにありがちなアノ眼鏡、というニーズが具現化した面白い存在で、そうした文化的な背景も含めてお気に入りの眼鏡である。

 手前から2番目の眼鏡は、濃いめのネイビーで、光に透かせば青いフレームなのだが、写真では黒にしか見えなくて悲しい。実はずいぶん前にセールで買ったはいいものの、あまり使っていなかった。

 しかし、赤髪に変えてからこの眼鏡がすごくマッチするので、レンズの度数を先程のアンダーリムと同じものに交換してもらい、お出かけ用眼鏡として活用できるようにした。

 お出かけ用、というのはちょっと度が強めの、かけた時に視力が1.0くらいになるようにしたもののことだ。写真手前から3本目までは、この度数で、後ろのあと3本は室内用で0.7くらいになる度数にしてある。

 外出用はものによりUVカットレンズにしたり、室内用はブルーライトカットにしたり、レンズのオプションも使い分けている。

 そうそう、ちょっと分かりにくいかもしれないが、後ろから2番目の眼鏡はツルが短く、こめかみで固定するショートテンプルの眼鏡である。これは眼鏡ユーザーがヘッドホンをしても耳が痛くならないので、わたしにとっては大変ありがたい。

 ただし、装着位置がずれやすかったり、下を向いたままラーメンを啜っていると、ずり落ちてスープにちゃぽんしてしまうこともあるため、室内用の楽な眼鏡を探しているというだけなら、JINSのエアフレームとか、Zoff SMARTの方がいいかもしれない。ちなみに室内用眼鏡の他2本は、Zoff SMARTだ。

 さて、わたしの愛用眼鏡紹介コーナーは、ここまででよかろう。おわかりいただけた通り、わたしは眼鏡がないと手元くらいしかまともに見えない(スマホを使うくらいの距離感なら、裸眼でも大丈夫)訳だが、果たしてわたしは、視覚障害者と言えるだろうか。

言えないよね

 でも、眼鏡やコンタクトレンズといった発明がなければ、暮らしにいくらか支障が出ることは間違いない。

 眼鏡のことを思うとき、義足の開発に取り組むこの記事を思い出す。やがては義手や義足もオシャレで、カッコよくて、用途別に使い分けできるというような、そんな時代が来るのかもしれない。

 眼鏡はもはや、いつでもどこでも安く、すぐに手に入る時代になった。JINSやZoffで度数情報を登録しておけば、ネットから注文することすらできる。

 わたしが初めて眼鏡を買った時は、まだJINSのようなお店はなかったから、値段も高かったし仕上がりまでも日にちがかかった。その頃と比べれば、もはや眼鏡はファストファッションと変わらない。身体を補助する他の装具も、そうした方向に進めばいいなと思うのだ。

「その義足、かっこいいね!」

と言える時代が来ることを望んでいる。

この記事が参加している募集

私のコレクション

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?