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クラウドマスターへの道〜AWS地方編②(プロフェッショナル2資格受験体験記)

1. ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル(SA P)

受験時期:2020年9月頃
結果:3回目に合格
学習期間:約3ヶ月。
取得経緯:

2019年5月にソリューションアーキテクト - アソシエイト(以下 、SAA)取得後、全くAWS関係ないデジタルマーケティング系のプロジェクトに1年間参画しました(※SAA取得時の体験記も書いていますので是非 リンク)。
プロジェクト自体はやり切ったのですが、①自分の特性としてシステム面でのリードが得意であり(アーキテクチャ設計、システム要件定義など)、部分が得意であった、②逆に一般的なコンサルのような業務面でのリードが弱いといったことがぼんやりと分かり、所属していたマーケティング系の部署から、システム構成や運用設計を主とする部署へ移動したいと考え始めていました。ただ、成果があまり出ていない若造が「異動したい」と希望だけ出しても説得力が無いと思い、プロフェッショナルレベルの取得の挑戦を始めました。

学習方法:
AWSの認定資格を全て取った方のブログでも満場一致で最高難易度とされる試験とされるだけあり、相当に大変な戦いで、3度目の受験でようやく合格することができました、、
範囲が広範囲であり、Direct ConnectやSnow Ballなど、個人利用では中々使えないサービスも多く出題されるため、学習方法としては問題を問いて、分からなかった部分を復習するといった座学中心となりました。具体的には、①対策本、②Udemyでの模擬試験、③Blackbeltの3点で、①と②の問題で分からなかった点をBlackbeltのサービス別資料でひたすら学習するといった形で学習しました。
自分の場合は時間が無かったこともあり、いきなりSOAから受ける形となりましたが、アソシエイト3資格と後述のDevOpsエンジニア - プロフェッショナル取得して、知識を段階的に固めた後に受けるのが順当だなと感じました(なんなら、専門知識の認定も先に取得しても良いかもしれません)。
①対策本:


②Udemyでの模擬試験(75問*5セット):
AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)

③Blackbelt(AWS提供の無料セミナー):
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-service-cut/

2. DevOpsエンジニア - プロフェッショナル(DOP)

受験時期:2021年3月頃
結果:1回目で合格
学習期間:約1ヶ月
取得経緯:
SOP取得後、資格取得と希望部署のマネージャーへのアピールの甲斐あり、2020年10月からアプリ開発のプロジェクトでインフラ全般(機能・非機能要件定義、設計、開発)を担当させていただくことになりました。資格の勉強と個人の趣味で触っていた経験を活かしてプロジェクトを遅延なく推進する分には役割を全うできていましたが、コスト最適でない構成にしてしまったり、開発・運用が一部非効率になってしまったりと勉強不足を感じる場面があったため、再度学習の機会を作るべく残るプロフェッショナルレベルの認定であるDOPの学習を始めました。

学習方法:
プロジェクトで、CloudFormationやCode PipelineをはじめとするCode兄弟による運用を使用していたため、業務での経験が試験対策となっていました。追加で、試験対策として実施した学習内容としては、SAP同様に①Udemyでの模擬試験と②Blackbeltでの座学を行いました。また、この頃から会社でUdemy受講への補助金が出ていたため、③ハンズオンも用いた解説講座も受講しました。
③は、現在日本語字幕はありませんが、サービスを理解するためのポイントがまとまっており、評価の高さも頷ける満足感でした。Udemyは定期的にセールがあり、1万円の講座が1500円位で買える場合もあるので、タイミングを見て受講するのをお勧めします!
①Udemyでの模擬試験(75問*5セット):
AWS認定 DevOpsエンジニア – プロフェッショナル (DOP-C01) 模擬試験 (2021年試験対応版)

③Udemyでのハンズオン付講座:
AWS Certified DevOps Engineer - Professional 2020

5. 所感(≒業務への有用性)

プロフェッショナルレベルの試験であっても全てのケースを網羅できるわけではないため、「クライアントの希望に対して、その場で即答できる」といったレベルには達しません。一方で、一般的なシステム開発で起こりうるケースでどのようなサービス構成にすれば良いか、どういった点に気をつければ良いかといった点についての勘所は鍛えられるので、発生しうるリスクへの早目の対処やボトルネックとなりうる部分の技術検証など、プロジェクトへ悪影響となることへの予防ができるようになったと感じました。

6. 次回予告

最近、セキュリティなどの専門知識の資格も受験しているため、そちらの受験体験記か、Azureの認定資格の受験体験記を投稿しようと思います。

7. おすすめの一冊

昨今、新しいサービスやSaaSが続々とリリースされて、システムで実現できることが業務・運用の両面で増えていますが、一方で、既存のシステムが複雑怪奇な構成となっていることが原因で使えないといった場合が多いとケースもよく耳にします(実際に、複数既存システムを無理矢理つなぐようなケースにも直面しました)。
そんなジレンマへの参考となる1冊を紹介します。構想策定から運用保守までのフェーズごとに関係者間でのコミュニケーションや、既存システムからの移行方法がまとまられており、実用性が高いと感じる内容となっています。


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