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クラウドマスターへの道〜AWS地方編①(アソシエイト3資格受験体験記)

0. AWS認定資格とは

AWSサービスへの知識レベルを図るための試験で、汎用サービスに対して3段階の難易度が設定された6資格と、特定の領域についての知識がとわれる5資格の合計11資格が提供されています。

※公式サイトから抜粋

AWS Certification はクラウドの専門知識を検証することで、専門家は需要の高いスキルを示し、組織は AWS を使ったクラウドイニシアチブにおいて効率的かつ革新的なチームを構築するのに役立ちます。個人やチームが独自の目標を達成できるように、役割と専門分野ごとに設計したさまざまな認定試験から選択します。

1章_01_資格一覧

1.  取得経緯

ITコンサルとして働いていた2年目にちょうど参画していたプロジェクトが一区切りをつき、次アサインのために何か新しいソリューションを勉強しようと思ったのが、きっかけでした。AWSとなったのは「IT資格 収入」とググって上位にランキングされていた資格を選んだという我ながら単純な理由でした、、。

2. ソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA)

受験時期:2019年5月頃
結果:合格(1回目)
学習期間:約1ヶ月。
AWSを全く触ったことがない状態であったため、アカウントを新規作成して、Qiitaに載っている初心者用の環境構築を1通り実施しました。Qiitaまた、試験対策として所謂黒本と呼ばれる問題集を3周解きました。
試験問題としては、EC2・EBS・ELB・VPC・S3あたりのベーシックなサービスの役割や、ケースごとの設定、トラブルシューティングが出題されます。日本語版の教材も多くある試験なので、他の試験と比較して学習が進めやすいです。

※デモ環境構築(Qiitaのページに飛びます)
0から始めるAWS入門:概要

※問題集

3. デベロッパー - アソシエイト(DVA)

受験時期:2020年9月頃
結果:合格(1回目)
学習期間:約1ヶ月
試験問題としては、CloudFormationやElstic Beanstalk、OpsWorksといった環境構築を楽にするためのシステムの使用方法が多かったです。また、CloudWatchははじめとしたモニタリングツールについても問われることがあり、SAAよりもより現場のエンジニア向けの知識が必要となります。
学習の進め方ですが、実は、ソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SOP)の後に受験をしたため、DOA向けの学習はBlackbeltと呼ばれるAWS提供の無料オンラインセミナーで上述のサービスの特徴をさらうのみでした(※SOPの受験体験記は次回投稿予定)。Blackbeltは日本のAWS社員の方が講師となって、サービス毎に解説するオンラインセミナーで、過去講義をYoutubeで再生できるようになっています。映像の他にPPT形式の日本語版講義資料を見ることもできるのですが、体系立てて作り込まれた資料なので、ホワイトペーパーよりも数倍理解しやすく、個人的には一番おすすめの学習コンテンツです。

4. SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト(SOA)

受験時期:2020年9月頃
結果:合格(1回目)
学習期間:約1ヶ月
試験問題としては、OrganizationsやIAM、System Managerといった権限管理や運用を楽にするためのサービスの特徴、使用方法を問われる内容が多かったです。また、DVA同様、CloudWatchははじめとしたモニタリングは、SOAでも問われるので、重点的に学習するのが良いと思います。。
学習の進め方ですが、こちらもソリューションアーキテクトプロフェッショナル(SOP)の後に受験をしたため、DOA向けの学習はBlackbeltで上述のサービスの特徴をさらうのみでした。

5. 所感(≒業務への有用性)

アソシエイトレベルの試験では、一般的なサービスの使用方法が問われるのみであるため、「現場で即戦力で、クラウド環境を構築できる」といったレベルには達しません。一方で、ある程度網羅的に勉強する必要があるため、各サービスの役割やサービス間の関連性といった全体像を捉えることができるようになるため、クラウド環境を利用する場合の設計・開発において、「〜から検討をつけよう」「〜を調べて方が良いな」といった動き出しを早めることができると感じました。
尚、ITベンダーが提供する認定資格の利点などは、いつかまとめて投稿しようと思います。

6. 次回予告

次回はアソシエイトレベルの上位レベルに位置するプロフェッショナルレベルの2資格の受験体験記を投稿しようと思います。

7. おすすめの一冊

AWSの認定自体には関係ないですが、「クラウド使うと何が便利なの?」「IaCってなにそれ美味しいの?」といった状態の時におすすめの一冊を紹介します。実際にAWS上でインフラ構築の自動化を体験できるので、システム構築が楽になるような技術を学ぶことができます。

補足:学習コンテンツまとめ

・書籍(試験対策)
(模擬問題付き)改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応

・書籍(ハンズオン)
Amazon Web Servicesインフラサービス活用大全 システム構築/自動化、データストア、高信頼化 (impress top gear)

・Blackbelt(AWS提供の無料オンラインセミナー)
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-service-cut/

・ハンズオン向けWebブログ
  0から始めるAWS入門:概要

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