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【社長インタビュー】「数年先に卒業してもいい。うちの会社にいることをブランドにできる会社にしたい」

より良い社会を築くために、「結束点として、社会課題に抗い続ける」をパーパスにしている中央電力株式会社(以下、中央電力)の採用担当 竹内です!
私たちは「8億人にソーシャルグッドを紡ぐプロフェッショナル集団」を目指している会社です。
今回は代表の丹治さんからお話を伺いました。
これまでのご経験から、新卒への想いなどを聞いているのでぜひ最後までご覧ください!


プロフィール

丹治保積(たんじ ほづみ):中央電力株式会社 代表取締役社長
出身は福島県。東京理科大学大学院 卒業。
1998年04月に新卒で(株)日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)へ入社。
以下、略歴
2004年01月 楽天(株) 楽天大学事業部 事業部長
2010年05月 (株)ミスミグループ本社 E推進室 事業統括ディレクター
2015年04月 シグニ(株) 代表取締役社長就任
2019年06月 アクシスコンサルティング(株) 執行役員 事業推進本部長
2020年12月 当社 入社 執行役員 新規事業開発部門 統括責任者
2021年12月 当社 代表取締役社長就任(現)

事業に失敗した挫折の経験があった

丹治さんのこれまでの経歴を教えてください。
経歴・背景から、丹治さんの”DNA”=今の考えに繋がる経験を聞き出せたらなと!

──どんな学生でしたか?

一浪して、東京理科大学に合格したのですが、イメージをしていた華やかな大学生活とはほど遠く、「なぜ高校と同じような勉強ばかりなんだ」と、授業を抜け出して映画やバイトに行くのが日課でした。(笑)

3年生になり、研究室に所属してからは、教授やゼミの仲間に恵まれたおかげでしっかりと勉強に励むことができました。父に無理をいって大学院に行かせてもらい、研究や論文発表の日々を過ごしました。担任の教授が経営研究会を主催されていたので、事務局運営に携わる機会もありました。実務家の方に懇親会の場で色々と教えていただいたことが、理想と現実のギャップを垣間見れて楽しかった記憶があります。

──いくつかの会社を経験されていますよね?

新卒で入社した日本HPでは、会社から新卒の社員にもL字型の机と2台のPCを配布されるなど、豪華な環境が用意されていました。役職ではなく全員が「さん」づけで呼び合い、11時に出勤し13時には退勤する先輩がいたりと、自由な労働環境に驚かされました。自由な反面、仕事では自分の責任を全うすることが重視されるという、25年前には珍しい社風で、素晴らしい経験をさせてもらったと思います。

ミスミでは、経営戦略を学び、実践する経営経験も得られました。これは人生で最も悩んで考えた時期の一つかもしれません。その後、獣医療向けEC「シグニ」の社長を務め、働きがいのある企業として表彰され、その後プロの経営者見習いとして数社の経験を重ねました。そして現在、中央電力の社長に至っています。

──なんでも、卒なくこなすイメージがある丹治さんですが、今までの社会人経験で挫折を味わったことはありますか?

挫折だらけの人生でしたし、いまも大なり小なり、落ち込むことは多いです。
例えば、新卒で入った日本HPを1年で辞めて、起業したのですが、2年で事業を失敗させて、家の電気代を払えなくなるところまで家族に迷惑をかけたときもあります。

楽天では、目標必達が会社の文化でしたが、営業目標を達成できず悩みました。シグニという会社の経営を任された時にも結果がでなくて苦しんだり、40代で転職した先では、自分の特長をどうだせば良いか分からず経営チームに馴染めなかったりしました。普段、悩みがなさそうに見えるかもしれないですが、様々な経験をしています。

「やるしかない」覚悟を決めた社長就任

──丹治さんが中央電力に入社したきっかけは何ですか?

元上司の有賀取締役からのお誘いがきっかけです。
数年前に、面白い会社があると中央電力の話を聞いていました。新しい取組を始めたいけど、人材が足りないから手伝って欲しいとのことで、まずは業務委託からと携わったのがきっかけです。

特長あるビジネスモデルやIT投資への理解、今後の事業の方向性など興味深く、人間的に信頼できる人が多い一方で、デジタル化や業務レベルを業界トップにする意識の浸透がこれからといった感じで、業務の無駄や事業戦略上の課題も多かったので、力になれればと思って入社しました。

──色々な会社を経験している中で、なぜ中央電力の社長になったのかを知りたいです。

自分の人生をかける価値があると確信し、覚悟を決めたからです。
前社長の平野さんから「新しいプラットフォームとしての会社づくりをしてほしい」と言われ、創業者の中村さんからも「これまで私がつくってきたものを否定して、つぎの成長を創り出してほしい」とのことで、こんな機会をいただけるのであれば、やるしかない!と思いました。

社会課題をサービスで解決する会社にしたい

──経営をする上で大事にしていることは?

シンプルな経営戦略自律した個人の集合体としてのチームづくりです。偉そうに言っていますが、これらの実現が中々難しく苦労しています。

シンプルな経営戦略で、社員全員の気持ちをひとつにしたいです。誰もが制約なく、自分事として仕事ができる場を用意することで、会社の成長を推進できればと思っています。変な序列や派閥、社内政治などお客様の方を向いていないからこそでる成長の阻害要因を無くしたいです。社員全員が自分の成長を感じ、それが会社の力となり、会社が成長し、会社の成長が個人に次の挑戦の場を提供するような循環をつくりたいと思っています。


「このプロジェクト頑張っていたね」など社員1人1人に合った声掛けをしてくださるところをよく見かけます。

──社員との関わり方で、丹治さんが大切にしてるポイントや意識されていることはありますか?

「声の大きな人」ではなく、「人知れず結果を出す人」を大切にしたいと思っています。
仕事なので周りへのアピールは大切ですが、上司や社長ではなく、お客様や仲間のためにどれだけこだわって仕事をしているかが気になります。だからこそ、日々の業務をなるべく把握し、事実を理解するようにしています。お世辞やモチベーションを上げるために褒めることはないですね。

一方で、惰性や義務感で仕事をした場合には、厳しい指摘をすることもあります。ただ、中には、勘違いして「そこ?」という指摘もあり、逆に謝ることもあります。

──今後、中央電力をどんな会社にしていきたいですか?

社会課題をサービスで解決していく会社にしたいと思っています。社会課題といっても、それは多様化した人が自ら生み出したもので、解決策も分かっているものが大半だと思います。ただ、個人の力だけでは難しかったり、長い時間と資金が必要だったりします。

そこで、収益性と課題解決力を包含するようなサービスを提供し、みんなの意見をまとめたり、仕組みを提供することで継続性を担保したり、ファイナンスの支援をすることで、リスクを減らしたり、持続可能な取組にしていきたいと思っています。

同じような志をもつ人々や技術を集め、社会課題に抗っていくための中心になれる存在になっていければと思います。

「誰かの喜びをエネルギーにできる人」と一緒に働きたい

──新卒採用を大切にする理由はありますか?

会社が成長すればするほど、新卒入社の社員の力が重要だと思っています。事業が拡大すると中途入社も多くなり、経験豊富な即戦略が力となる一方で、以前いた会社の文化や慣習が持ち込まれ、会社としての文化や価値観がゆらぐと思っています。その中で、新卒が育み守る価値観が、ゆらぎを吸収し、次の会社の進化の軸となっていくと考えています。

会社の文化を作れるのは中途ではなく、新卒だと思っているんです。同期や先輩・後輩のコミュニケーションとネットワークが部門同士の壁が生まれるのを防ぎ、多様な組織を支える大切な要素だと信じています。


──今後、どんな人と働きたいですか?

「誰かの喜びをエネルギーにできる人」ですかね。

仕事は、もちろん生きるためにすると思いますが、自分の成長や家族や仲間、そしてお客様のためにするものだとも思います。誰かの課題を解決するためには、現状を把握し、理想を思い描き、そのギャップを埋めるために試行錯誤する必要があると思います。その試行錯誤を学びととらえ、誰かの喜びをイメージしながら頑張れる人と一緒に働きたいです。

──最後に学生さんたちへ、メッセージをお願いします。

中央電力を社会課題解決の場にしていきたいと思っています。そして、社員にとって、成長の場でありたいと思います。もし、入社後、他社で新しい挑戦がしたくなったら挑戦をすることも応援します。

社会に意義のある事業と素晴らしい仲間や成長する場を提供することに尽力します。いつでも中央電力で培ったスキルを持って世界に飛び出ていいんだよ、という想いと同時に、長くいて成果を出し続けてもらえるように、会社の魅力を高めていくようにします。

ぜひ入社をお待ちしています!


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