映画「映画大好きポンポさん」を見てきました

ネットの口コミで知った本作ですが、なにがしかの形でモノ作り
してる人には、色んな角度からブッ刺さる漫画だと思ってます。
(自分は「~カーナちゃん」の表現者のマッド具合がお気に入り)

ファーストデーで割引だったこともあって、お客さんの入りは
よかったと思います。あと女性の方がかなり多くて、マニアック
なイメージが作品にあったのでこれは意外でした。

冒頭から画像の作りと場面転換のつなぎにほえーっとなりました。
定番モノじゃないアニメ映画はなかなか足を運びづらくて、深夜に
テレビでやってるものを遅れて録画視聴するていたらくなのですが
そんな周回遅れ状態でも技術や意識の向上は強く感じていたので、
リアルタイムでそれを認識できただけでもよかったかも。
ジーン君のエクストリーム編集シーンはすごかった。

メインの声優さんもかちっと役柄にハマっていて、ナタリーちゃん
はつたなさも込みでキャラのらしさになってる気がしました。
ポンポさんとミスティアの声は耳にとても心地よかったです。

で、なるべくネタバレ避けつつ中身の感想。
漫画の完全アニメ化ではなくて、漫画を映画にリメイクしてる認識
で見るべきだと思いました。原作のファンからすると、見たかった
シーンをはしょって改編されたと感じそうですが、その追加部分が
原作ではあえて触れなかったであろう「商業作品の事情」だったの
で、ぶっこんできたなあと色々ハラハラして見てました。
表現者のエゴと世間の道理の激突は日常茶飯事で、実際にはもっと
アレなんですが、エンターテイメントの範囲でフィクション混じり
に攻め込んできたのを見て、この映画もきちんと「ポンポさん」の
ミームをもっているなと納得しつつ、最後まで見終えました。

迷わずパンフレット買っちゃうくらいに楽しかったです。
シーンの見せ方についても、今やってる漫画原作のほうでも上手く
フィードバックできればいいなと思ってます。ガンバレ自分。

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