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9月に読んだ本の話

解放された観客という本の話をしようと思います。

私、多分この本の伝えたい内容の2割も理解していないかもしれません。かなりの専門書です。

でも読みたかったので、知らない単語は調べながら読み進めていました。結論、何故この本が解放された観客というタイトルなのかは分かった気がしています。

そもそもこの本は何の本ですか?という疑問があると思いますが、それはご自身で『解放された観客』というキーワードを検索窓に打ち込んでみてください。その内容がひとつの答えです。

それでは、何故、私がこの本を手に取ったのか?という点についてです。
最初に手に取った時は、ただタイトルに惹かれてという単純な理由でした。
何が伝えたい本なのか、最初はわからず、芸術の歴史書なのかな?と思いながら読み進めていました。
本の中身に触れます。
ユダヤ人の大量虐殺や、ベトナム戦争の写真や絵の事について書いてありました。この写真や絵、これら作品たちを国際的な目に晒すことは好奇の目に触れさせることになる。
今はもう声を上げることができない人たちの声を代弁しているようで侮辱しているんだ。という事が著者は伝えたいのかなと私は感じました。何を芸術とするのか?という点を人に問うている本だと思います。

実際、どのように著者が伝えたいのかは分かりません。
本というものは、自分が知りたいことを一部でも読み取れたらいい。また思い出した時に読み返して自分の中の答えがどのように変化しているのかを感じる為のものでもあると思って私は読書をしています。

本の中身を丸暗記する必要ってないんです。そんなことができるのは一部の方々だけだと思います。
私みたいな平凡な人間は、一つの単語でもいいから、これだって思える知識が手に入ったらいいという気持ちで本を買っています。

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