訪れた日：2019年9月9日

アメリカ西部ネバダ州は州の大半を砂漠が占めているため農業などの産業がふるわず、鉱業の他の産業としていち早くカジノを公認しました。ゴールドラッシュに沸いていたカリフォルニア州への中継地点として水のあるラスベガスに移り住む人が現れ、ユニオン・パシフィック鉄道の駅が作られました。

フーバー・ダムの建設や軍事基地の関係者が移り住むようになると水、電力共に豊富で賭博や飲酒が合法なこの土地ではマフィアが事業を始めます。バグジーと呼ばれたニューヨークのマフィア、ベンジャミン・シーゲルが移住し「フラミンゴ」というリゾートホテルを建設しました。当時は経営が奮いませんでしたがバグジー暗殺後に数多くのマフィアがカジノ付きのホテルを建設し、収益はマフィアの収入源となりました。

1969年にカジノ・ライセンス法が改正されるとマフィアは撤退し、変わって実業家や不動産業界が事業に参入しました。ラスベガスはギャンブルの街というイメージで有名ですがカジノ自体での収益はマカオのほうが多く、現在ではサーカスやショーなどのエンターテイメント事業に力を入れているそうです。アメリカで最も治安のよい都市とも言われています。

古くからのカジノ・ホテルが並ぶダウンタウンとは異なり、ストリップと言われる地区には近代的な大型リゾートホテルが並びます。外観からもわかりやすい様々なテーマを持ったホテルにはカジノの他にスパやプール、サーカス、ミュージカルなどのステージ、アトラクション施設があります。

ストリップのほぼ中心地にある「パリス」は、フランス・パリをテーマにしたカジノ・ホテルです。パリにあるエッフェル塔同様展望台になっています。本物と同じ高さにする予定でしたが、空港が近いことから半分の高さで建設されたそうです。

入るとすぐにスロット台が並びます。天井は青空の模様になっているためエッフェル塔の脚が空を突き抜けているようです。

「SEKUSHi セクシー」はフロア1階の、モールへの入口付近、永康街という中華料理店の隣にあります。松竹梅の樽が積んであり、想像上の日本といった雰囲気です。

カウンター席もあり、日本語で「いらっしゃいませ」と声を掛けてもらえます。

寿司、刺身の他に餃子、天ぷらなどの居酒屋メニューやラーメン、うどんなども選べます。

寿司(鮪とサーモン)、漬物盛り合わせ、西海岸産生牡蠣、豚骨ラーメンを食べました。
価格は観光地らしい強気の設定で、全部で55ドルほどでした。

ラスベガスには空港にもカジノがあり、ずっとエルヴィスプレスリーの曲「ラスベガス万歳」が流れていました。

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【SEKUSHi・Sushi and Raw Bar】
営業時間：11時〜25時
定休日：不明
ドレスコード：無し
駐車場：ホテルの駐車場有
価格帯：30＄〜
その他：ホテル内にカジノ、展望台、スパ、プールなどがあります。すぐ近くに薬局もあります。