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ゴールデンゲート競馬場

訪れた日:2019年9月8日

アメリカではハワイとアラスカを除くほとんどの州で競馬が行われておりますが全土を統括する機関はなく、各州独自の競馬法を制定し、競馬主催者は民間企業としてレースを施行しています。

ヒート競争といわれる一般道などで行われる草競馬から発展したアメリカ競馬はイギリス競馬が貴族の趣味として行われているのと異なり地域のお祭りとしての役割が大きいようです。サンデーサイレンスの故郷としても有名なケンタッキーが主要な馬産地で、エルコンドルパサーやヒシアマゾン、タイキシャトルなどアメリカで産まれ日本で活躍する馬も少なくありません。

カリフォルニア州には主に4つの競馬場がありますがそのほとんどがロサンゼルス近郊にありす。今回は北カリフォルニア唯一のサンフランシスコ郊外にあるゴールデンゲート競馬場を訪れました。

ゴールデンゲート競馬場はサンフランシスコ国際空港から車で40分程の郊外、サンフランシスコ・ベイエリアに沿ってオールバニーとバークレーにまたがる場所にあり、開催日には最寄駅である「BART」のノースバークレー駅から無料送迎バスが出ております。開催期間が長くこれはアメリカの競馬場にしては珍しいようです。

タクシーで向かうと降車スペースがクラブハウス入口の前にあるためそこから入場すると特別観覧席入場料が別途4ドルかかります。普段の入場料は6ドルのようですがこの日は日曜日で1ドルデーだったため入場料1ドルの計5ドルを支払い入場しました。

そこから駐車場方面へ少しあるいたところに通常の入場口があります。無料バスの発着もここから行われていました。

エスカレーターで降ると突き当たりにお土産ショップがあります。ここから下は通常の観覧エリアとなります。

さらにエスカレーターで下に降るとパドックパブというものが見えこの向かいにパドックがあります。

装鞍所とパドックが一緒になっており、準備を終えた馬から周回をしているようです。日本の競馬場のようにぐるぐる何周もはしませんが馬との距離が1メートルほどすぐ目の前を歩きます。

レースの合間ターフビジョンでは他の競馬場の中継が行われていましたがアメリカンフットボールの試合も中継されていました。

規模は大きくありませんが外側がダートコース、内側が芝コースの2つのコースがあります。

ゴールは赤白の棒が一本建っているだけというシンプルなものでした。内馬場には池がありカモメが沢山います。

投票はタッチパネルの機械が設置されていますがカードか当たり馬券が無いと購入できないようだったのでまず窓口で購入しました。マークシートは無く口頭で買いたいレースと式別、番号を伝えます。

馬券はペラペラのレシートのようなものです。一度当てると配当金がデポジットされるので競馬場のカードが無くてもタッチパネルの機械で購入することができるようになります。

1ドルデーは予め現金をトークンと呼ばれる木製のコインと交換することでビール、ミモザ(シャンパンとオレンジジュースのカクテル)、ノンアルコール飲料、ペットボトルの水、ホットドッグが1ドルで利用できます。

トークンは決まった屋台でのみ利用できるためパブやピザ店では利用できませんでした。屋台には地元のポニークラブなどが参加しています。

オッズはターフビジョンのところに表示されています。ほとんどのレースが6頭で行われていました。誘導馬たちは映画で目にするアメリカの馬といった見た目でとても可愛いです。

小さいホットドッグのためもう一つとミモザ、バーの出店にてチーズナチョス(4.75 $)を注文しました。ナチョスは量がとても多いです。

エスカレーターの壁には写真や絵がたくさん飾ってあります。下の絵の赤い橋がゴールデンゲート海峡にかかるゴールデンゲートブリッジで、イスタンブールの金角湾にちなんで名付けられた海峡は太平洋からサンフランシスコ湾への入口となります。この橋は観光地でもありサンフランシスコのお土産にも描かれる有名な橋ですが世界一飛び降り自殺が多い場所なんだそうです。

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【ゴールデンゲート競馬場】
営業時間:現地時間10〜17時
営業日:開催カレンダーによる
入場料:6ドル(1ドルデー有り)
その他:無料送迎バスあり、駐車場あり、場内ATMあり
https://www.jairs.jp/contents/courses/us.html#area18




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