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Day29 ジブリの草屋を捜し歩いてグリーンが多い素敵な住宅街を見つけた話

JR中央線の三鷹駅から武蔵境駅の間、車窓から、いつも不思議な屋根の家が見える。

屋根が草に覆われている。

随分と前から気になっていたが、noteでグリーンまち歩きを始めたこともあり、これは見に行かないと、と、三鷹駅に立ち寄った。
思い立ってまちを歩き始めたので、ここら辺、という勘しかない。
案の定、目当ての住宅を見つけられずに、グリーンの屋根を求めてぐるぐると歩くことになった。
しかし、井の頭恩寵公園の近くという事もあって、緑が豊かなお家が多い。
歩きながらスマホでこの地の歴史を読み解くと、関東大震災の後に、住宅地として開発され始めた、とあり、太宰治や山本有三などの文豪が暮らした「文士の街」とされたようだ。
そうこうしているうちに、歩いていると、山本有三記念館が見えてきた。

山本有三記念館
 閉館日だったが、緑に覆われた洋館が見える

さらに、歩く。松が植えられたお家が多いことに気付く。松は、空気がきれいなところにしか植生しないと聞く。
恩寵公園も近くにあり、ここは、首都圏の住宅地でありながら、空気がきれいな場所なのだとわかる。

色々な松がある。

斜めに生えている
庭先にある松(写真が少しボケてしまい申し訳なく、、、)

開拓が早かったためか、この住宅地は、1角1角の土地の面積が大きく(平均200㎡くらいか)、前庭が十分確保できているお家が多い。
(因みにこの辺りの公示地価は約69万円/㎡(R5年)!計算をすると、、!)

しかし、お目当ての「屋根が草で覆われたお家」は中々見つけられず、仕方が無く、帰路につきました。

そして、次の日にリベンジ。
自宅で航空地図で探したところ、私が車窓から見たお家は、ジブリ事務所であることが判明しました。
設計は、山田建築設計事務所。

この屋根の施工方法を汎用性が出るように開発するとグリーンインフラにとてもマッチする。
Wikipediaによると、福島県の休耕田を借りて育てた在来種の雑草と野芝で屋根一面を覆っているのだとか。

屋根が草で覆われたジブリ事務所「草屋」
夏には緑色になっているのが車窓から見え、目を引く。

街で出会ったグリーンインフラの手法。
以前に、原宿を歩いた時もグリーンをそこに留める手法があった。
これからも撮りためていこうかと思う。

今回は、住宅地なので、地図は割愛します。

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