見出し画像

Friday log #22 (12/1)

いよいよ12月で、冬とホリデーが近づいてきました。晴れた冬の日が好きです。皆さん、お変わりありませんか?

今学期はずっと制作をしているというか、考えていることをひたすら形にする作業をしています。なので、創作をするとき特有の、息をぐっと止めて自分の中に深く潜っていくような、苦しい一方で不思議と周りの声が聞こえなくなるような、そんな感覚の中で日々を過ごしています。やっぱり私は言語と物質が好きです。そして、チューターに指摘されて気づいたのですが、私は存在しているというanticipationはgraspできるけど、まだそこにはないものの密やかさが結局好きなんだと思います。例えば、メンデレーエフが周期表を作った時に存在を予知して空欄を含めたこととか、いずれ言葉が追加される前提で編まれた辞書とか、自分の言語ではあるけど他の言語に翻訳できない言葉とか、誰かの中やどこかには必ず存在しているはずなのに、どこにもないような、隠れているとはまた違う、存在しているのに存在していない、そんな密やかさが好きなんだと思います。



物質の繰り返しと言葉をランダムに配置することで、
物質から意味を取り除きその物質の認識を個人に委ねる実験
一つの物質の裏側に存在する旅路を視覚化することで、物質の輪郭はどのように変化するのか

一年間を過ごした寮の付近は確かに私にとってのsonderであった。
Sonderという、誰かが作り個人の中に存在し翻訳できない言葉を他者に伝えることは可能なのか。
Saudade

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?