いよいよ12月で、冬とホリデーが近づいてきました。晴れた冬の日が好きです。皆さん、お変わりありませんか?
今学期はずっと制作をしているというか、考えていることをひたすら形にする作業をしています。なので、創作をするとき特有の、息をぐっと止めて自分の中に深く潜っていくような、苦しい一方で不思議と周りの声が聞こえなくなるような、そんな感覚の中で日々を過ごしています。やっぱり私は言語と物質が好きです。そして、チューターに指摘されて気づいたのですが、私は存在しているというanticipationはgraspできるけど、まだそこにはないものの密やかさが結局好きなんだと思います。例えば、メンデレーエフが周期表を作った時に存在を予知して空欄を含めたこととか、いずれ言葉が追加される前提で編まれた辞書とか、自分の言語ではあるけど他の言語に翻訳できない言葉とか、誰かの中やどこかには必ず存在しているはずなのに、どこにもないような、隠れているとはまた違う、存在しているのに存在していない、そんな密やかさが好きなんだと思います。