手を動かす以外に何があるだろうか。

学生時代のアルバイト期間を含めるとデザインの仕事に関わらせてもらうようになってから5年ぐらいになる。結構な時間が経ってるなと思っていたけれど、まだたったの5年ぐらいだった。5年のうち、レイアウトや構造体などデザイン力の部分で自分の中でストライクゾーンにちょっと擦り始めたと思えるのはここ2年くらい、転職してからだと思う。でもほんとようやく、ほんの少し擦り始めてる感じで、自信がついては崩れて、また自信がついたら崩れての繰り返しだ。このリズムはこれから先も変わらず、ずっと続くと思う。

とはいえ、変わったことも多い。

学生の時の作品制作の延長で読んでいた哲学書の類を読まなくなったと同時に言葉はより単純でわかりやすいものを使おうと思ったり、やたらめったらデザイン詩やデザインを集めたサイトを見ることが減り、その分、街中や駅の看板や標識など、日常生活で目に入ってくるものに対する興味や、映画のタイトルシーケンスやエンドロール、劇中のオブジェクト、アニメや漫画、ゲームの中で「これ最高!」みたいなのが多くなった。

仕事に関して言えば、一つの構造体を決めるのに今までと比較して倍以上の時間がかかるようになり、おのずと手を動かす時間も倍以上になった。デザインにおける「余白」一つとっても向き合う時間が長ければ長いほど、言葉では説明しきれない魔法みたいなものがかかる瞬間があり、その瞬間が最高に楽しかったりして、良くなっていたりする。

「余白」以外にもデザインは様々なものが組み合わさり作り上げられていくものであり、その様々なものに取り組む度に、この刹那的な体験があると思うと楽しみで仕方ないし、より多くこの体験をするにはリソースの対象を柔軟に広げることも大事だけど、今の自分はとにもかくにも手を動かすことが最優先事項なんだと思う。

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Takumi Abe

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