ふと考えることがある。

もしも人生やり直しスイッチがあるとしたら押すだろうかと。

つい最近ブラッシュアップライフというドラマが流行った。
要は転生もののドラマで、
来世はオオアリクイになるか、記憶はそのままにもう一度死ぬ前の人生をやり直して徳を積み人間に生まれ変わるか選ぶわけ。
安藤サクラ演じる主人公が何度も自分の人生をやり直して(徳の積み方が足りずになかなか人間に生まれ変われないため)、
ブラッシュアップするっていう話。
だーいぶ端折ったけどすごく面白かったのよこのドラマ。詳しくはWikipediaを参照。

私だったらな、
やり直したとてそもそも生まれ育った環境があまり良くないからな。

ハッキリ言って二度と昔に戻りたくない。

結論。
やり直しスイッチ押さん。

いや待て待て。
結論出すのはやいよね。

冒頭でスイッチ押すか悩んでるフリから始めたからちょっと悩もうかな。

ドラマ、ブラッシュアップの主人公は家族仲が良い一般家庭に生まれ育ち、
生育環境において経済的な苦労もなく、それ故十分に勉学に励むことができ大学にも難なく進学。
存分にブラッシュアップできる環境下にいたわけ。
『努力は実る』『夢は叶う』を体現できる設定だった。
そして何より、両親からの愛情を一身に受けて育つ。これ重要。

私ね、真逆。
もう笑っちゃうくらい真逆な環境で生きてきました。
貧困、両親不仲で離婚、愛情不足、貧困そして貧困。　
あ、やり直せない。
涙で前が見えないや。

部分的に軌道修正加えるなら、
高校生のときにバイトしてお金貯めて、母親に金銭援助して、ひたすらバイトしてお金貯めて、

メンテナンス(整形)しまくろう。

そしたら就職活動やその後の仕事探しにだいぶ有利になっただろうから。
うん、そうしよう!

やり直すならそれくらいかな。

結局、人生やり直したくても、親の庇護下にいるうちは自分のちからではどうにもできないことがほとんどだから。
金銭が絡むことは尚更に。

どんなに頑張っても、その成果を得られず何度も諦めることを知った子供の頃の私。

少なくとも今、人生をやり直したいなんて思わないくらいは幸せだから安心してちょ。

結論。
やり直しスイッチやっぱ押さん。

余談だが、私はもしも生まれ変われるなら、
どこかの石油王に飼われる猫がいい。
そこの侍女に、なんか大っきな葉っぱで扇がれたい。
ひたすらチュール食べたいにゃ。