『君に届け』伝え方から学んだこと
付き合い立てで浮かれている私はいてもたってもいられず、片道30分かけてツタヤに少女漫画『君に届け』を借りに行った。
読む前は少女漫画らしいキュンとするシーンをたくさんあげて感想でも書こうかな、と思っていた。
でも、私が作品を通して受け取ったのは胸キュンシーンよりも「伝え方」のほうだった。
あらすじ
これだ!と思ったシーンは、爽子が風早に感謝を伝える場面。
爽子は相手に自分の気持ちを伝える型として、
今までのこと+事実(相手の行動)+行動に対しての自分の解釈
を多用している気がした。
最終巻の卒業式で用意していた原稿を読むのを途中で止め、爽子が自分の言葉で語りだすシーンにもある。
自分のかつての状況と、みんながしてくれたことと、今の自分の気持ちを伝えている。
どうしてこのシーンを取り上げようと思ったか。
気持ちが届いた/届けられた双方とも最高の笑顔だったからだ。紙に印刷された架空の人物からなのに、ホットミルクをいれたマグカップを両手で持ったときのような温かさを感じた。伝えられた相手は、自分の行動によって相手がいい方向に変わったということを認識できる。
これは恋愛に限ったことではないと思った。
相手に感謝の気持ちを伝えるときは「今までのこと+事実(相手の行動)+行動に対しての自分の解釈」の型を意識して伝えてみようと思う。
仕事であれば、「今まで〇〇という課題で困っていたんですが、〇〇さんの△△(行動、仕事内容)のおかげで解決しました。これから困らずに済むと思うと嬉しいです。ありがとうございます。」という表現になる。
爽子を中心とする登場人物たちは、「どう伝えたら相手にメッセージが届くのか」を考えて言葉を選んでいた。
コミュニケーションの型といったことは今まで触れてこなかったので、これからさらに知識をつけて、実践を通して磨いていきたい。
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