推し短歌
いつもなら舞い踊るはずのペンライト 見惚れた君をただ照らすだけ
超特急
というダンス&ボーカルグループがあります。
私はそのファン(通称:8号車)です。
超特急のライブでは、8号車はメンバーカラーのペンライトを持ちます。片手で1本だけ持つ人もいれば、両手で複数本持つ人もいます。推しの色を両手に何本も持つ人もいれば、複数の色を持つ人もいます。
曲のリズムに合わせて振るペンライトは、曲に合わせて踊るように動くときもあれば、ボーカルの聴かせどころで捧げるようにクルクルと回すときもあります。私の推しはアクロバットが得意なので、バク転に合わせてぐるぐる回しているときもあります。
そんな風に舞い踊るカラフルなペンライトが、ぴたりと動きを止める瞬間があります。
いや、持っている自分からすると“動きが止まってしまう”ときがあります。
それが、ただ見惚れてしまう時間。
圧巻のパフォーマンスに、推しのダンスに、ただ見惚れてしまって、ペンライトを持つ手がぴたりと動かなくなる。
楽しく振る時間も大好きですが、そうやって見惚れてしまう時間があることもまた大好きでたまらないのです。
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