見出し画像

4年分の想い

最後のインカレ。
あと一度きりの挑戦。
今年こそは…


こんなことを考えるとつい思い出に浸ってしまう。
苦しくて、しんどかったことの連続。
それでも、乗り越えた先の目標のためなら頑張れた。



1回生の頃、初めてのインカレで全国に出た。
数年ぶりの関西優勝だった。
入部してまだ2、3ヶ月ほどの僕らでも、心の底から喜んだ。

個人としても試合に出してもらった。
先輩たちの緊張感や高揚感を肌で感じ、全国のレベルを体感でき、これからに繋がる貴重な経験となった。
もっと上手くなってやる、自然とそう思えた。


だがそんな矢先に怪我をした。
その間に同回がどんどんトップに呼ばれ、上手くなっていく。
負けたくない、離されたくない。
知識を吸収し、イメージを膨らませ、必死に食らいついた。


3か月後、やっとの思いで復帰した。


でも、またすぐに怪我をした。
また3か月出来なくなった。
周りとの差がさらに離れる。
焦る気持ちと共に月日だけが過ぎていく。


そのままインカレ兵庫県予選は間に合わず、関西予選ではベンチで声を出すことしか出来なかった。
負けたことの悔しさよりも試合に出れない悔しさの方が強かった。


それからは自分が上手くなることに全てをつぎ込んだ。
立場上サテの監督だったけど、そこには気持ちが入らなかった。
今思うと、サテのメンバーにらほんまに申し訳ないことをした。
でも、なりふり構ってられなかった。
それだけ危機感を感じていた。


そんな中迎えたフレッシュマンカップ

チームは優勝、個人ではMVP

同回がメインで取った優勝は嬉しかった。
ほんまに最高の瞬間だった。

その後、オービットカップ優勝、全日関西ベスト4といい成績が続いた。


でも、よかったのはこの時まで。


シーズン最後には、

関西1部リーグ降格

3度目の怪我

チームとしても個人としても良くない状況で迎えた3回生。
監督として迎えるシーズン。
強くて一体感のあるチームを目指した。


そして迎えた3度目のインカレ。

兵庫県予選敗退

頭が真っ白になった。
ただひたすら泣いた。
悔しくて、不甲斐なくて、腹立たしくて。


何も変えることもできないまま試合を重ね、シーズン前半はこの敗戦を引きずったままリーグを消化。
チーム全体に不穏の空気が流れる。
それを感じた4回生がチームをよりよくするために動いてくれた。
でも、大きく崩れたチームを立て直すことは出来なかった。


その結果、

初のインカレ兵庫県予選敗退

関西2部リーグ残留争い

獲得タイトルなし

残ったのは、ただまとまりがあるだけのチーム。

これじゃあ勝てるはずもない。

勝つためにはまず強くならないと。

個人がもっと上手くならないと。

この1年を経て、より強くそう思うようになった。


そしてキャプテンとして迎える最後の1年。

4年目にしてやっと全国への準備が出来た気がする。
1年目で知識を
2年目で技術を
3年目でチームとしてのあり方を

だからもう後は勝つだけ

仲間を信じて戦うだけ

勝って全国へ

#主将