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人食いザメは存在しない!?サメが人を狙うのは映画の中だけ

映画「MEGザモンスターズ2」をみた。
前作も映画館で見ており、続編を楽しみにしていた。

サメ映画といえば、あるあるなのが「猟奇的なサメが人を食べまくってパニック」という状況である。サメ映画の中でも最も有名な「ジョーズ」、今回みた「MEGザモンスターズ2」もそんな内容となっている。

サメは白目をむく?

映画のなかで、サメの目がグルンとなって白くなるシーンがあった。
帰宅して調べてみたところ、サメには瞼がなく目を保護するための膜を下ろしているとのことだった。

餌を捕食するときに、暴れる獲物から目を保護するために「瞬膜」という膜を用いて、目を瞑っている。

なのでもし、出会ったサメの目が白くなっていたら、獲物を狙っている状態(なのかもしれない)。

シャークジャーナリストを知る

映画をみて、サメの生態に興味を持った。
情報を集めていたところ、一冊の本に出会った。

「ほぼ命がけサメ図鑑」作者は沼口麻子さん。
数ページ試し読みできた。読んでみると、沼口さんはシャークジャーナリストとのこと。世界中で、沼口さんだけが名乗っている肩書きだそう。

無類のサメ好き人間のようなので、そんな人が書く本は読みたくなる。
図書館で借りられることを確認し、すぐに借りてきた。

サメの「冤罪」を晴らしたい

本を読み始めて、私に刺さった文章。

現在500種以上も確認されているサメ。
だが、サメほど本当の姿を知られていない魚類はいないでしょう。
わたしは声を大にして伝えたい、というか
「誤解」「偏見」そして「冤罪」を晴らしたいと思います。

「ほぼ命がけサメ図鑑」沼口麻子

サメを愛する沼口さんの「声を大にして本当の姿を伝えたい」という熱い思いに胸を打たれた。

人食いザメは存在するのか

現実世界に存在しているサメは、人を意図的に狙うのか?
答えはNOだ。

意図的に人を食べようとするのは、映画の中だけの話である。
実際のサメは臆病で、人だとわかると逃げていくことが多いという。

では、サメの被害に遭った人は、なぜ襲われたのか。
ウミガメやアザラシと間違えられたのだ。

サメに襲われてしまうケースで多いのが、サーフィン中のできごと。
人がサーフボードにまたがって座る姿を海中から見上げると、サメの好物であるウミガメやアザラシに見えるようである。

サメは、意図的に人を襲って食べているわけではない。
大好物と勘違いして、噛みついてしまったのである。

サメ映画に感謝!

映画を見たことで、シャークジャーナリストを知ることができた。
サメの本来の姿について、知る機会が得られた。


「MEGザモンスターズ2」ありがとう!

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