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職業病かもしれない

自分の職業ならではのクセってないだろうか。
私は自覚しているクセがいくつかある。

4月を「よんがつ」と言う

電話口で相手に日付を伝えることが多かった。
4月「よんがつ」7月「なながつ」1月「お正月のいちがつ」と言うようにすると、「しがつ」「しちがつ」「いちがつ」を聞き間違えない。
クセになっており、異動した今でも「よんがつ」「なながつ」と言ってしまう。さすがに「お正月の」は言わない。

「入籍」に違和感を感じる

「入籍しました」といえば、結婚したのだと分かる。
結婚する場合は、「婚姻届」という戸籍の届出をする。実は「入籍届」という戸籍の届出も存在する。「入籍届」とは、離婚した父母の子が、異なる氏の親の戸籍に入る場合に必要な手続きである。少し説明が分かりにくいかもしれない。

夫の氏が「田中」で妻の旧姓が「佐藤」だとする。その夫婦が離婚をする。
婚姻時に「夫の氏を称する」にしていた場合、離婚すると妻は「佐藤」に戻ることとなる。(別途届出をすれば離婚後も「田中」姓を使い続けることもできる。)
離婚するとまず、妻だけが戸籍から出て行くことになる。夫婦に子どもがいた場合、子が母の戸籍に入るには「入籍届」をしなければ、父の戸籍に残ったままになる。入籍の届出をして初めて子は「佐藤」姓を名乗れるようになる。
(ちなみに、親権と戸籍は別の話だ。)

この「入籍届」を知ってしまってからは、「入籍しました」という文言が、結婚したという意の「入籍」だと分かっているもののつい気になってしまう。

「婚姻届提出しました!」は長い。かく言う私も、結婚した時にTwitterで「入籍しました!」と呟いていた。当時「入籍届」の存在を知らなかった。

私の職業病は、「よんがつ」と言うクセと「入籍」が気になることだ。

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