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シーズン5:第1話 燃ゆる十字架 The Fiery Cross

シーズン5の見所、ブリアナとロジャーの結婚式と十字架の誓いのシーンが含まれるエピソードは見所いっぱい。

フレイザーズ・リッジはブリアナとロジャーの結婚式を目前に盛大な準備がされています。ロジャーの髭を剃るジェイミー。今シーズンから前髪が全アップになって、中年期の男性を演出。老眼鏡姿がちょっとあざとい。(笑)ブリアナの花嫁姿に感動するクレア。そうよね、ジェイミーの元に戻るとき、ブリアナの結婚式も初孫の誕生も見られないと覚悟してきたのに、こうして両方を果たせるなんて運命に感謝していると思う。

花嫁の幸せを願う4つのアイテム(Something old, something new, something borrowed, something blue, and a sixpence in her shoe.)をジェイミーが準備しているのだけど、落ち着かない花嫁の父っぽくていいね。ブリアナにジェイミーの母から受け継がれた真珠をつけるシーンも素敵。クレアにあげたときのフラッシュバックがあっても良かった。でもあの真珠って1連のロングネックレスだよね?だったらああいう付け方にならないと思うけど?
「(結婚の)覚悟はいいか?」とジェイミーに訊かれて、"Je Suis Prest" とブリアナが答えるところもいい!

結婚式の誓いの言葉のシーンでジェイミーとクレアの結婚式がフラッシュバックするの、いい演出。あれからいろいろあって、ここまで来たんだよね、こちらも感慨深いです。結婚式にはジョン・グレイやトライオン総督まで参列していて、ジェイミーがかなりの有力者になっている状況がわかります。ビッグ・ハウスは建設途中だけど、かなり立派な屋敷みたいだし。

式後のジェイミーと総督との会話から、ジェイミーが定期的に総督へ近況報告をしていること、内容に総督が不満を持っているのがわかります。ジェイミーが地代を払わないとは思えないけれど、リッジで何か問題があったのだろうか?

ジェイミーとジョンの会話からボネットがまだ生きていることを知ったブリアナは不安そう。そりゃそうだよね、生きているとしたら、自分の素性を話してしまったのは絶対に不利だもの。

夜通し続くお祝いのシーンでは、住民が集まって早口言葉大会して、間違えるとお酒を飲む罰ゲームをやってて面白い。マーサリ強い!”Peter Piper picked a peck of pickled peppers.” って難しいぞ!その後のマーサリのお下品ジョークは発音の似た言葉が沢山出てくるところが面白いんだよね?速くてわからないんだけど、字幕では面白さ不明だし。次に当てられたジョンがシェイクスピアとか言って直ぐに失格になってるのも笑う。ジョンがここに居るのも不思議なんだけど。

新婚初夜には孫を預かったジェイミーとクレア。ロジャーはブリアナに名曲 “Love” を歌う。この歌好きなので、この幸せシーン好きだなぁ。両親も新婚夫婦もマータフとジョカスタ叔母さんも!つかの間の幸せな時間。ジョカスタがマータフに自分の結婚話があることを話したのは、止めて欲しかったんだろうなぁ。でもマータフには活動の方が重要になっているから、この恋は成就しないのだ。

翌朝、ロジャーを呼んだジョカスタは、遺産をジェレマイアに残すと言う。カトリックじゃない長老派のロジャーは離婚するかも知れないとか、子供に財産が渡るなら、実の子でなくても大事にするだろう、という話にキレるロジャー。でもこれはロジャーの人柄を確かめる為のテストで、お金のために寄ってくる人間ではないことを確かめられたジョカスタは満足そう。さすが、マッケンジーの女だね。ロジャーもマッケンジーだから、そこは叔母さんも気に入ったポイントなのでは。

ジョカスタに怒ったロジャーはジェレマイアのところへ行き、「もっと早くこうするべきだった」と “Blood of My Blood” の儀式をする。血のつながりは不明でも、血を分けた我が子だと宣言する訳ね。ジェイミーとクレアの結婚式ではこの言葉を使って、互いの血を合わせる儀式があったよね、そういえばロジャーたちの結婚式ではなかったな。宗派が違うから?

トライオン総督からマータフを追跡し殺害する命令を受けるジェイミー。1週間後にはイングランド軍と捜索隊に加わらねばならなくなります。えらいこっちゃ。

イングランド側にスコットランド人として求められていること、また来るべき戦いの時のために住人を団結させるため、ジェイミーは長らく封印していたスコットランドのキルトや武器を身に付けます。衣装ケースをじっと見つめ、キルトを取り出すシーンは味わい深いです。

スコットランド兵士の装束をまとったジェイミーを見て驚くクレア。じっと見つめ合い、彼の考えを理解し、ただ頷くシーンはすごく良い。クレアの脳裏にはあの頃のジェイミーの姿が浮かんだはずで、ジーンときちゃう。

広場に出て、柳の十字架に火を点け、人々の団結を呼びかけるジェイミー。やはり生まれながらのリーダーなのよ、彼は。最初の誓いをロジャーにと視線を合わせているのに、とまどい動けないロジャーにおいおい!とツッコミたくなるところでしたが、横にいた青年が誓います。シーズン1のギャザリングのシーンでコラムの前でクランの男性たちが誓っていたあのシーンが蘇ります。

ロジャーも誓い、なぜか大尉の位をもらう。何の経験もない彼を娘婿だからという理由だけで取り立てるのはどうなんだろう?と思いつつ、ジェイミーが大佐の位にあるのも驚き。総督から与えられたんだろうな。ファーガスも誓い、リッジの住人が後に続いていきます。ジェイミーがかっこよかったなぁ、シーズン2後半をもう一度観たくなる。

後日、十字架が設置された山からリッジを見下ろすジェイミーとクレア、美しいシーンです。そしてジェイミーとマータフとの別れ。


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