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シーズン6:第7話 棒と石 Sticks and Stones

教会でのマルヴァの真っ赤な嘘の告白から始まるエピソード。いつの間にか自分が被害者になっているマルヴァのスピーチに激しい嫌悪感を感じます。

マルヴァの死体を囲んでの両家話し合い。凄惨な現場の割には意外と静かで冷静な話し合い。精神的ショックの大きいクレアには休まるときがなく、犯人を勝手に決めつけたクロンビーの言いがかりが始まる。ジェイミーが対応してくれたけど、もっときっぱり否定してもいいのでは。

犯人探しをするイアンやロジャーの会話を聞いて、自分の曖昧な記憶や夢が不安になり、もし自分だったら?と自問するクレア。あんなにずっとライオネルの幻覚につきまとわれたら、神経もたないよ。エーテルを使ったことをジェイミーに告白したのに、ジェイミーが真剣になってクレアを問い詰める様子がないのは不自然に感じる。そこは通過したらダメなとこじゃないの?

リジーの様子がおかしいのは妊娠の前フリであったか。相手が双子のどちらかわからないことをクレアと話し合うシーンはリジ―の言い分が分かりやすく納得してしまった。「誰も傷つけていない、私たちだけの問題です」って凄く的を得ている。とはいえ、このままという訳にはいかず、ジェイミーの采配でくじ引きによる夫選び完了。その後内密で、双子のもう一方とも結婚するためにロジャーの家を訪れる3人はなかなかに逞しくていいぞ

リッジの牧師になることを決意するロジャー。そっと背中を押すジェイミーはいかにも彼らしい器の大きさが感じられる。でもこの大変なときにロジャーとブリアナがイーデントンに行ってしまうというのは信じがたいなぁ。

マルヴァの葬式に向かう道すがら、ジェイミーがクレアを安心させようと言うセリフ “Sticks and stones may break my bones, but words will never hurt me.” (棒や石で骨が折れるかも知れないが、言葉で傷つくことはない)がエピソードのタイトルなのね。他人の言葉に傷つく必要はないのだと。

マルヴァの葬儀シーンでは、アラン・クリスティーがマルヴァも真っ青な位の大嘘つきの演技派!ここまで被害者面できるってサイコパスだよね。早く裁きがくだされますように。

いよいよ精神的に追い詰められたクレアがジェイミーに心情を吐露。自分がもたらした苦しみを背負いきれなくなったけれど、それでも愛のためにそうするしかなかったこと、それを共に受け入れるとするジェイミーの言葉。感動のシーンなんだけど、物足りない!ここは語る内容も含めてシーズン2第13話の石の前での別れのシーンもしくは、シーズン4第3話ラストシーンくらいの壮大さが欲しい。もっとジェイミーの表情を豊かに撮ってくれ~!場所もリッジの高台の眺望くらいは欲しかったよ。

クレアの逮捕の為、民兵を率いてビッグハウスを訪れるブラウン。これからが災難に満ちた冒険の始まり~。


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