日々思うこと(2022/6/28)

昨年再開した趣味、切手収集についてです。

今回GWに実家に帰省した際に小学生のころ集めた切手シートを発掘してきました。

45年くらい眠っていた割には破損やひどい汚れもありませんでした。

当時は新聞に発売予定の記念切手の紹介記事が出ていたらしく、その記事も一緒に保管されてました。おそらく私が新聞を切り抜いて一緒に入れていたのだと思うのですが、全く記憶にありません。


同じ切手でも少し違う種類の切手を最近集め始めました。それは沖縄切手です。

沖縄切手とは第二次対戦後、アメリカ軍統治下の沖縄で使用された切手で、琉球切手とも呼ばれています。

私は琉球切手という呼び方の方が好きなので、ここでは琉球切手で以下記載します。

1945年のアメリカ軍占領から1972年5月14日まで発行された切手のことです。

1972年の沖縄本土復帰後(本土復帰は1972年5月14日)の6月3日に使用が停止されるまで使われてきました。

使用停止から50年も経っているので、さぞかし貴重なものなのかと想定できますよね。

先日、大阪市内のとある百貨店の切手売り場に行って、店員さんに聞いてみました。

私 「琉球切手、もうあまり残ってないんですよね?」

店員さん 「いや、そんなことないですよ。結構ありますよ。」という回答。

なんや、そうなんやと、ちょっと拍子抜けしました。

色々見せてもらうと、普通に買えるものは1枚数十円からあります。

ただ、高いものは1枚数万円するものもあるようで、そういう高価なものはなかなか手が出ないですね。

また琉球切手はデザインがこれまた良くて、沖縄の文化、習慣、風景、建物などがデザインされていて、絵としてもなかなかすばらしいものが多いです。眺めていても飽きないです。

しかし、琉球切手は戦後沖縄の歴史を物語っているように思えます。

終戦後は戦前の日本の切手に検印したものを使ったり、日本語が書かれていないデザインだったり、金額が¢だったりと。

最終的に1972年の本土復帰とともに、琉球切手は廃止されました。日本の郵便制度が使われるようになったのですね。

琉球切手は沖縄の戦後の歴史を象徴する一つであるなと個人的には思うわけです。そんな感情を抱きつつ、お小遣いの許す範囲内で集めてみたいと思う今日この頃です。

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