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マーケ超ど素人の私に急務な一過性ではないファンづくり

今、私のイベントコーディネーターの仕事として
急務となっているのがファンづくりです。
扱う商品が継続的に売れるためには
ポイントではなく継続して
そのブランドや商品を愛してくれる
ファンの方が必要だと考えています。

リアル店舗に立っていると
いくら最近が「ネット時代」と言われていても
お客様と接していると
あまりそのような実感はありませんでした。

強ちそれは間違いではない感覚だったようです。

高齢者がネットを活用しないというのも
思い込みで、若い世代の大部分が
ネットショッピングを駆使しているということも
思い込みであるように思います。

私が最近までお世話になっていた
某外資系ファッションジュエリー企業の例ですが
日本国内でインフルエンサーに依頼して
商品やブランドを知ってもらい
購買意欲に繋げるという手法に
おいても、あまりその効果は薄くなって
来ていると感じます。
来店されるお客様に
「SNSをご覧になっていただいたのですか?」と
聞いても、「見た」という方は
いらっしゃいませんでした。
なかなかのフォロワー数のインフルエンサーが
着用していただいていても
その商品が売れているということは
日本国内ではあまりなかったようでした。
また、
企業から提供されているだろうと
一般の方もだんだんわかってきていて
しらけるのだそうです。

一方で、
品切れをしばらく続けていた商品がありました。
それは、中国のお客様が
SNSで見たということで集中的に
その商品を大量購入するという事態が
勃発しました。
そのブランドが好き、
デザインが好き、ということではなく
みんなと同じものを1秒でも早く手に入れたい
という感情が見えました。
人口の多さや国土の広さの違いもありますが
お客様の買い物の仕方を見ても
中国のお客様は一般の方でも
ライブコマース式に買い物をされていて
目の前でショーケースの中のものを
写しつつ、喋りつつ、というスタイルでした。

しかし、この集中的に商品がなくなった事態は
2ヶ月弱ぐらいで収まり、
結局、せっかくかき集めた在庫も
売れずに終わりました。
一過性の怖さと、マーケティングの
難しさを痛感しました。

さて、このコロナ禍で
リアル店舗だけに頼るのは難しいと
いう問題が浮き彫りになっているようですが
その以前より
「リアルかネットか」問題は小売業の中で
ここ数年の課題でした。

ECにはじまるネット活用に関しては
私は勉強不足で長けていないのですが
「リアルか、ネットか」
ではなく
「リアルも、ネットも」両刀使いが
理想であると考えています。

リアル店舗のリアル販売の価値も
ステイホームの反動で
「不要ではないか」という声に反して
意外と幅広い世代に
「商業施設に出かけて、お買い物がしたい」
という気持ちを呼び覚ました感が
あります。
同時にそうあって欲しいと思っています。

接客を受けてブランドや商品のファンに
なっていただく場所がリアル店舗やイベント。
そしてその良さをわかって
店舗に来られないときにネットで
お買い物をしていただく。
そのためには、一過性、流行で終わらないために
顧客エンゲージメントを高めるような
施作を考えなければならない、というのが
今の私に必要な仕事です。

悲しい2回目の休業期間にできることは
再び、百貨店が営業ができた時に
楽しみにしていたというお客様を
いかに惹きつけられる仕掛けをするかということ。

ど素人なりに鋭意、取り組みたいと思います。


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