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朝の散歩で出会ったおじさま

特にオチは無いお話になります


1500年頃の戸田氏というのを追いかけていて
今川についていたんだけど
信長にやられたので信長についた

あそこにある寺に来たと言うから行ってきたけど
住職さんはいなかったから
奥さんに話を聞いてきた
その近くに城があってそこも見てきた

後2つ城があった場所があって
ここに多い〇〇という苗字は戸田の名残りなんですよ

現存の史書にはほとんど目を通したんですけど
日本の悪いところで江戸以前のことは
ほとんど正確な書物が無くて
みんな口を揃えて同じようなことを書いてて
全然詳細が分からないんですよね
これから図書館もあっち(市内)とこっち(隣市)と行かなきゃ行けなくて


とにかくもうその辺りのことは全て口伝えというか
定年後の楽しみでやってるけど
なかなか進まなくて

大学の教授ですら適当なこと言っちゃってますからね

以上おじさま談


今朝町内の大きな銀杏を見に
ある観音様へ行って
あぁもう時期が過ぎちゃったなー
と思いながらそこにいたら

急におじさまに話しかけられた
その内容が何だか面白くて
歩きながらnoteにメモして下書き保存したのがコレ

おじさまは
歩く時のステッキみたいなの
なんだっけ
ウォーキングポール?を持ち
片手にファイルを持っていて
朝9時くらいだったのに
名古屋からここに来たという

定年してからの趣味でやってるらしいが
かなり真剣
町内の有名なお寺(逃げた家康を匿ったと言われる)に既に行って話を聞いてきたそう

これから坂を登った向こうにある
城跡が2つある
と聞き慣れた字の名前を2つあげた

そんな所に城跡なんて無いぞ
と思ったけど
その辺りに行くことが大事なようで
おじさまは早口でしゃべり倒し
さっさと行ってしまった

戸田氏がそもそもこの漢字なのかも分からないけど
はるばる来たんだし何か分かるといいなと
後ろ姿を見送った

もう半分以上散ってた
地面にある葉のが多そう
十一観音が祀られてるお堂

そう言えば
江戸以降に建てられたこういうものには
興味が無いようで
おじさんの声が大きいので
この観音様の隣だからと
代々ずっとみてくれている家の奥さまも途中で出てきてくれたけど
その話はほとんど聞かずだった

残された奥さまと私は
???と思いつつも
男のロマンですかねーと笑い合って
さよならをした

そんな日曜の朝

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