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写真の撮られ方#57


7月
1人で静かにしていた頃、Ojitooleに撮影へと連れ出された。

あまり人に会いたくない私は、「牛に会いたい」と牧場に連れて行ってもらった。

7月上旬でも夕方になると少しひんやりする。
特に標高の高い位置にあるこの牧場は、とても涼しい。
もしかしたら、かなり痩せてたから寒かっただけかも。

カメラを向けられてどぎまぎ。
顔が上手く動かなくてどうしようの顔

しばらく写真に写る建物で遊んだ。
階段がついてる建物で登ったり下ったりしただけだけど。


次は海に移動
この頃Ojitooleは、特に海が好きだった。夕方の海が好きだった。

夕方になったら海で撮りたいから、それまでの繋ぎでどこかに寄る撮影スタイルだった。

本番はここから。


海に移動
座ってるだけでいい、何も求められないのが良かった
不安が滲み出てる手の動き
当時(2021)の私はこんな顔してたんだと2024年の私は驚いてる
裸足は心地良い
平日の海は誰もいなくて海全部が自分だけのものになった気持ち
お顔やつれてるね
心配そう

カメラを向けられても何も出来なくて
表情も変わらなくて
楽しいことを提供できなくて

申し訳ない気持ちでいっぱいの日々だった。


私はOjitooleに謝った
「なんにも楽しい写真が撮れなくてごめんね(自分の表情が変わらないから)」

そしたらこう言われた
「大丈夫だよ、こういう時があったって振り返られる写真が撮れてるから」

Ojitooleは、建前の言葉を私に言わないから
疑わず言葉のままに受けとめることができた。

今の自分は今の自分でいいんだと少しだけ、自分を受け止められた気がした。

1人で海に行けるなら、ずっと海の音を聞きながら砂浜に座っていたいなと思った。


最後まで読んでくださりありがとうございます!
海が好きだったことを思い出しました。
最近は人の多いところに行きがちでした。

昔の私は海が好きだった。
人に会うより海に会う時間の方が長かった。
少なからず海に救われてたのに、すっかり海のことを忘れていたとこの記事を書いて思い出せました。

この砂浜は比較的綺麗だったけど、もっとサラサラな砂浜にしたいと思ったことも思い出しました。
ざるを持って掃除をしに行きたいな。

今は遠い場所になってしまったお気に入りの海
一人で行くにはさらに遠くなってしまった海

今年こそは(?)砂浜を綺麗にしたいな。

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