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それ以上でも以下でもないこともない話

先週、賞レースに応募した漫画をツイッターに上げています。
お時間ある時にでも読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

「それ以上でも以下でもないこともない世界」というタイトルの
お話も今回で三本目で「心の取り戻し方」をコンセプトに描き
始めた気がします。と、今思いついたことをそれっぽく書いてしまいました。すいません。後付けでそういうコンセプトなんだなと。

派手さはないし、白黒はっきりしたような話ではありませんが少し思うことを綴ってみようと思います。アクセスアップを図るあざとい性格だなと思われたなら、奇遇ですね僕もそう思います。

今回応募した賞レース、お題があり「好き、悲しい、永遠」という三つのセリフを使わないといけないルールがあるのですが、応募するきっかけはトキワセイイチさんからのお題だったこと。お手紙のお返事を書くようにお題に応えて、ニヤッとしてもらえるだろうかなどと考えてですね、漫画で少し対話してる感覚になりながら描かせていただきました。あとお題漫画自体久しぶりだったことも描くきっかけにもなりました。お題漫画「寡黙な人達」去年の2月なんで一年半ぶりなんですね。月日が経つのは早いですね。

過去二回の「それ以上でも以下でもないこともない世界」も張り付けておきますね。


ここから先、応募した作品のネタバレ含みながらのお話になります。ご注意ください。

今回老人二人が出てくる三本目の話ですが、構想は漠然と数年前から頭の片隅にあり何度かネームを切ってはボツを繰り返した作品でした。
この老人にモデルはなく完全に架空の人物なんですがこの二人がどういった関係なのか設定は完璧に固めています。ただそこを描かないことが自分に課した課題でもありました。

この課題、最大の難関となったのは「やましい関係ではない」描写でした。ボツを繰り返したのはその一点だったと思います。それでも今回の作品はギリギリ片足突っ込んでるような描写だったかなと考えます。結果、今回のこれが老人に対する最大の配慮でした。誰もそんなこと考えてないんですかね、考えすぎですかね、そうですか。

わかっていることは
・老人二人は若い頃、旅をしていたこと
・隠さずに思い出話を店主に話したこと
・別れて帰ること

ぐらいですが店主が二人のことを「信じる」ことがこの作品に込めた思いでした。数年越しにトキワさんのお題がやっとパズルのピースを埋めることとなりました。

こんな注釈いるのかどうかわかりませんがあまり語らない作品ばかりなのでたまにはいいかと思ってるんですが、そうですかいいですか、ありがとうございます。
老人のことを想像しながら作品に浸っていただけたら嬉しく思います。

最後にベトナムの記憶を少し。

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励みになります。ありがとうございます。