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いちねんのうた・また 9月

Tokkoさんがオリジナルカレンダーに添えられた小さな詩に、毎月一つずつ曲付けさせて頂きまして、月初めに投稿しています。

こちらは9月のうたです。

たえこ たえこ どこいくの
つきが みちたら どこいくの

Tokkoさんの2023年カレンダーより

そしてこちらが、スーパーブルームーンを見ながら完成させたデモ音源です。


このデモでは、二つのアレンジを並べています。
後半はごく普通のギター伴奏ですが、前半ではHarmonetteという楽器の四重奏アレンジにしてみました。Harmonetteは、Embertoneという音源メーカーから無料サンプルとして提供されているサンプリング音源です。

メーカーサイトにあったHarmonetteのイメージ画像

この画像を見ますとキーが錆びていますし、かなり古い楽器のようです。
メーカーの説明にはこうありました。

Harmonetteはレアなアンティーク楽器で、私たちが調べた限りでは、同じようなものは見つからなかった!
リコーダーのように見えますが、機能的にはメロディカです。
しかも超古い。
私たちの推測では、60~80年は経っていると思う。

原文は英語

この説明に出てくるメロディカとは、鍵盤ハーモニカの商標の一つです。
鍵盤ハーモニカにはいろんな商標があって、日本ではメロディオンやピアニカが有名ですが、最初に商品化されたドイツのホーナー社のメロディカがその代名詞のように使われているのでしょう。

鍵盤ハーモニカは、ハーモニカと同じく金属のフリーリードを呼気で鳴らす楽器です。鍵盤以外にもボタン式のものや、玩具楽器ですがレバー式のものもあるそうです。(Wikipedia

32鍵のビアノ式鍵盤ハーモニカ。この機種はドイツのホーナー社製。
ボタン式鍵盤。写真は、白海海軍基地(ロシア)の楽団員によるアコーディアナの演奏。
レバー式。玩具楽器の鍵盤ハーモニカを吹く少年(アルゼンチン)。



これらの楽器は、いずれも鍵盤などを押すことで、呼気の流路を対応するフリーリードに導いて発音するメカニズムになっているのだと思います。

そうしますと、「機能的にはメロディカ」というメーカーの説明から、Harmonette画像の中に見える錆びたキーが、鍵盤ハーモニカの鍵盤ないしボタンに相当すると解して良さそうです。

聴いてみれば、確かに鍵盤ハーモニカ特有の音色ですね。



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