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ハートヤイ生活日記🇹🇭③

こんにちは、らっくすとーんです。
このタイ・ハートヤイでの1ヶ月を記録したnoteも3本目になるわけですが、
時系列にするとまだ2日目というね。
1ヶ月で何本note出す気なんでしょうねこの人。
まあ要約する力を著しく欠いた国語弱者に文章書かすとこうなります。
というわけで早速ほんへに参りましょう。
↓前回のnoteはこちらです。

2日目:ハートヤイ観光

わたしたちがハートヤイに着いたのは土曜日で、実習は月曜日開始だったので、この持て余した日曜日でハートヤイ観光に繰り出しました。
…とはいうものの、平素より旅行にろくすっぽ行かないスーパー出不精男なので、他の2人に色々考えてもらってそれに付いていく形でした。
旅行が好きな人のバイタリティが自分も欲しいなぁと思うと同時に、頭が上がらない気持ちです。

セントラルモスク

まず最初に訪れたのは、ハートヤイ中心地から少し離れたセントラルモスクでした。

世界史の便覧で数多見ることはあれど、実はモスクを訪れるのは初めてでした。
日本では宗教が根づいた雰囲気をなかなか感じることもなく、モスクが醸し出す独特の雰囲気に初めてあてられて
「やっぱり宗教にちなんだ観光名所を訪れるのっていい体験だなぁ」
なんて考えていました。
中の様子も撮影可能だったようなので、何枚か写真を撮りました。

奥の方にコーランが並んだ本棚がありました。

酷暑のハートヤイの中にあって、清涼感満ち溢れた素敵空間がそこには広がっていました。
礼拝のために来たであろうムスリムの方もいましたが、広いバルコニーで優雅にシエスタを楽しんでいる現地の方もいて、現地の方にとってもそういう位置づけなのでしょう。

初めてモスクに訪れて感慨深い気持ちが色々湧き起こる中で、忘れかけていた気持ちがふと思い出されました。
高校で世界史選択だったわたしは、教科書や便覧を読んでいる中で、イマームモスクの美しさに心を打たれました。

https://www.y-history.net/appendix/wh0803-044.html
https://parstoday.ir/ja/radio/programs-i23356

エメラルドブルーと群青色で彩られた神聖な建造物というのは、日本にいる中ではまずお目にかかれない光景であり、紙面で見るだけでは絶対に済ませたくないという強い憧れが生じました。
セントラルモスクを前に、その遠い日の憧れが蘇りました。
医師という職業の性質上、あるいは将来仮に家族ができたとしたら、そんなに自由にわがままに時間を使うことはできなくなると思います。
しかし、この夢だけはせめて死ぬまでには叶えたいものです。

わたしたちはセントラルモスクを出発した後、次の目的地、クローン・へーに向かうために1時間ほど歩きました。

いかにも東南アジアといった街並みでした。
こういった原風景は、日々の実習・就活で磨り減った心に微かにではありますが、少し潤いを与えてくれるなと思いました。
文化や人間的な営みに触れて、人らしい暮らしを少し取り戻せている気になる、とでも言いましょうか。

ここから先は、すこ〜し自分の所属する集団に対するdisになりますが、わたしの普段の生活圏にあんまりこういう文化的な風情がないんですよね。
まぁ新設医大とその周辺、という事情もあるのでしょうが、校舎もどこか無機質で、ただ機能を果たすための箱に見えてしまうことがままあります。
そんな風景とは打って変わって、タイに広がる光景からは機能以外の意味を持つもの文化の香りをありありと感じることができます。
わたしの日常に足りないそれらの要素が、もはや食飽気味になるほどにそこにありました。

道中、道端で見かけた良さげな露店で昼ご飯を食べました。

ラーメンとうどんの中間みたいな料理

お値段は60バーツ(≒240円)。
ますますバーキンにぼったくられた460バーツが悔やまれるやないかい。
ベトナムに行った時も感じましたが、やはり同じアジア地域の民として、タイ料理の味はどこか安心感があるんですよね。
味覚的な感覚に似て通ずるものがあるというか。
その点、欧米の食に対する感覚って明らかに日本人と乖離してるんですよね。
昔カナダに語学研修に行った時のホストファミリーとか、タイ米にマスタードとかメープルシロップぶっかけて食ってましたからね?

そして、地域的な馴染みだけでなく、中国・ベトナム・タイあたりの料理はそれ自体に美味しいものが多いと思います。
それだけのものをこれだけの廉価でいただけるタイという国は想像してた何倍も素晴らしいじゃないか…そう思いました。

あるひとつの要素を除いては。

クローン・へー

このクローン・へーという地域には、仏教寺院(ワット)と、水上マーケットがあります。
わたしたちは最初にワットを訪れました。

もはやドン引きするレベルの豪華絢爛さです。
日本の寺院とはドエラい違いです。
仏教という入力要素に対して、国が違えばこんなにも出力の形が違うものかと感心しました。
なんか南国のものって基本的に全てのものが色鮮やかですよね。
でもそれが下品かと言われれば決してそんなことはなく。
それなりの品の良さと鮮やかさが両立する南国の美術や建築様式って、偉大な文明の発明だと感じさせられました。

そうやって寺院の中を歩いていると、日本の道端では滅多に出くわさないものに出会いました。

野犬です。

そこでわたしたちは初めて日本にはない脅威を思い知ることになりました。
奴らの持つ狂犬病ウイルスの末恐ろしさは日本でいやというほど教えられてきました。
そんな我々の前に今、即死技をPP0で出せる、歩く「死」が現れたわけです。
野犬の中にも、人の存在など全く意に介さない穏やかなタイプもいますが、奴らは違いました。
こちらと目が合うなり大きく吠えはじめ、わたしたちを敵と見なして襲いかかってきました。
リアルに100mくらい追い回されました。
こんなに死に物狂いで走ったのマジでいつぶり?

なんとか現地の人が追っ払ってくれて事なきを得ました。本当に感謝しかないです、コップンカップ…。

次に向かった水上マーケットは夕方からだったので外観を見るに留まりました。
野犬の恐怖で水上マーケットの記憶はかなり霞んでしまったので、写真だけお納めください。

ナイトマーケット

クローン・へーを離れ、一旦寮に戻ったわたしたちですが、夜にも寮から2kmほど離れたナイトマーケットにも訪れました。
その道中も、また日本には無い光景でとてもワクワクできるものでした。

The 南国
豚の頭、丸ごとの鶏、腸やレバー、なかなかイカついラインナップです
帰りにも撮りました。

こういう屋台にワクワクするのはわたしだけじゃないはず。

日曜日の夜、次の日に仕事を控えている人も多いですが、ナイトマーケットは多くの人で賑わっていました。

フードコート内
フードコートの外観

タイパンツやアロハなど南国感溢れる衣料品やアクセサリー、日本の縁日のような屋台、フードコート…
こんなお祭りのような場所が月曜日以外毎日やっているそうです。最高かよ。
フードコートではタイ料理はもちろん、中華料理や洋風のスイーツ、果ては寿司やカツ丼といった日本料理と、ラインナップはとても多彩でした。
全部の店のものを一度に食べるほど胃にキャパシティはありませんが、眺めてるだけでとても楽しい光景でした。

シンハービール。日本のビールに似た味でとても好き。
こんな店も。三宮のセンプラ思い出した。
昆虫食にも挑戦。大変美味でした。
浮かれて買っちゃったTシャツ

…こいつほんまに留学でタイ来たんか???

さいごに

わたしがnoteにつらつらとハートヤイの生活を書くきっかけとなった、同級生がnoteをはじめました。
その子のnote、公開して2時間足らずでいいねが12…ワイの初投稿いいね0やで…。
欧米列強の強烈な産業力に屈する、アジア圏の手工業の気持ちです。
まぁそんなことはどうでもいいんです。
読んであげてくださいな。
ほなまた🇹🇭


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